日: 2007年11月7日
【TAROの日記】

2007/11/07(水) 05:51

鬼押出し

とっても今更なのだけど、鬼押出しに行った。

軽井沢周辺は相当徘徊しているけど、こういう観光地には足が向かない(と言っても、軽井沢そのものが観光地だよな・・)。

入園料を払って説明を見てたら、浅間山の1783年の噴火で流れた溶岩が鬼押出し。なのだそうだ。

「あー、田沼意次時代のあの浅間山の噴火で流れた溶岩なのかー」なんて思って回っていたら案外面白かった。

翌年には、意次の優秀な息子、意知が佐野政言に殺され、3年後には意次も松平定信の陰謀で失脚。

マリーアントワネットの「ワタクシ人生」は、鬼押出しの2年後の首飾り事件で波紋を呼ぶようになっていく。そして、鬼押出しの6年後にはフランス革命。

そーんなことを考えながら、冷えた溶岩をさわったりしてみる。

堤康次郎が1951年に営林署から買い取って、鬼押出し園を開園。
敗戦後6年目の景色は第一回の紅白歌合戦の開始も象徴するように、敗戦の傷跡を急激に消し去っていたみたい。朝鮮戦争、そして、サンフランシスコ講和条約の影響が大きいのかな?

1783年と1951年の残香を感じながら、「たまには観光地もいいな・・」と思った。
特に、時代から遅れてしまった「うるわしの観光地」はヒントだらけかも?

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