日: 2011年5月9日
【TAROの日記】

2011/05/09(月) 08:35

震災シンドロームの躁的気分の後に・・。

震災による人々の反応は、
躁と抑うつに分かれていたわけですが、
私を含め私の周辺は、躁的な人が大変でした。

おかげで、「オレは天才か!」というくらい仕事が進み、
頭の回転もすごかったわけですが、

そんなことは続くわけもなく、
ソフトランディングを祈っていました。

私の場合、幸いにも、某ライブで年を感じたことが引き金になって
風邪もひき、寝込み、同窓会というオマケもついて、
無事にソフトランディング。

連休は、脱力感の中で、
厳しい場で自分を修行し、終わってからライブ2本で発散!!

なんとか、戦時体制から離脱したんですけど、
んー、驚いちゃっているのが、この間までの私のこと。

驚くほど、仕事をしてあって、いつやったのかが不思議です。
もう一人いるのでは?と疑うくらいの仕事ぶり。
どうして、記憶にないんだろうか?

忙しい日々が続きますから、ありがたい話なんですけど、
やっぱり気持ちが悪いですね。

しかし、記憶なんていい加減です。
今までやって来た仕事だって、気づいたら終わっていた・・というものばかり。

現在、最終ゲラ待ちの新しい本なんて、
ゲラを見た時、「本当に自分が書いたのか?」と疑っちゃいましたから・・。

つまり、私たちは、別に記憶のために生きているわけでもなく、
でも、記憶がないというのも嫌で、
そもそも、アイデンティティーってそんなもの・・みたいなことを
カズオ・イシグロな気分で考えちゃったりするのでした。

これは、震災後の抑うつ的な気分だろうか?

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