2011/12/07(水) 08:51
やっと出張から帰ってきて、新潟で仕事です。
しかし、明日から、社内の温泉会議でまたいない上に、来週も全部出張です。
あまりにも、時間がありません。
そんな時間がない中で、クラプトンとウインウッドのライブに行ってきました。
最近のウィンウッドは良い仕事をしているうえに、あのブラインドフェイスの一端が見れるわけですから、見逃すことはできません。・・・・・・と思いつつ、期待はずれの心配もありましたので、チケットは購入せずにいました。
ところが、東京で土曜日が突然空くことになったので、急遽行って参りました。
席は、アリーナの前から10番目くらい左よりなので、良い席をゲットできました。
しかし、武道館に入ってすぐに違和感。
とにかく、毎度の雰囲気と違います。
それに女性が多い。
クラプトンと女性ファンって、過去では考えられない組み合わせですし、過去のライブでも女の人はあまり見たことがない。
ところが本当に多いのです。
アリーナに入っても違和感は続きます。
地方の新聞社主催のライブと似たような、いやーな感じ。
そして、そのイヤーな感じは、待っている間の周辺の会話でさらに大きくなり、ライブが始まった瞬間に確信になりました。
考えてみると、クロサワ楽器の50周年・・という冠が付いたライブなので、おそらくそういうことなのでしょう。
クラプトンの名前を知らない人は今やいませんから、チケットのノルマで来た人々が多くいたとしてもおかしくありません。
後ろで、若い企業家らしき(会話でわかった)おにーちゃんが、「あのドラム悪くないなー」などと言ってるのを聞くにおよんで、殴りかかりたくなりました(ステーブ・ガッドを知らんで、偉そうに語っているというのは冒とくものです・・)。
最初、エンジンのかかっていなかった演奏は、中盤当たりから非常に良くなり、聴きたい曲もほぼ聴けましたが、んー、世間が評価するほどに、提灯な感想は言えない感じでした。
クラプトンは、次々とシグネイチャーモデルを乱発しているほどに、お金稼ぎに忙しいようなので、最早、ブランドの毀損など考えていないでしょうし、そもそも、毀損することなどないのでしょうが、ここまで来た大衆路線には疑問が残ります。
前回はデレクトラックスを連れてきて本気度を見せてくれましたし、今回のセットもかなり良かったのも事実です。
さらに、良い音楽をたくさんの人に聞いてもらうことも悪くはないし、啓蒙にもなるでしょう。
しかし、毎度のお約束ごとですが、大衆化はコアなファンを捨て去ります。
彼のアルバムをたくさん持っている人間がライブから足が遠のき、付き合いとか名前が有名・・という理由で一度くらい見ておくか・・という人がライブにたくさん現れるようになるとうのは微妙ですね。
年齢的に、新しいことをし続けるという位置にいないのはわかるけど、残念でなりません。
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