【TAROの日記】

2012/06/29(金) 08:26

本日の梅ちゃん先生

本日のNHK朝ドラは、「医者は、そこにいるだけでいい」みたいな言葉が提出され、そこから話の展開を予感させて終わった。

この言葉自体は、前にも世良正則がどこかで言っている。そして、映画『ディア・ドクター』の問題提起につながっていく予感はいろいろな回にセットされているわけだけど、これを単にドラマの展開とだけ見ることができない。朝ドラごときだが、かなり深いことを含んでいるぞ・・と思うのだった。

ところで、医療ばかりではなく、仕事の周辺でも、この「そこにいるだけ・・」という価値はほとんど崩壊している。
昔は、人との出会いで、「あの人は人物だな~」という言葉があったけれど、今ではそんな経験は皆無。いったいぜんたいどうしちゃんたんでしょ・・である。
まー、自分のことを棚に上げて、こういうことを言うのは卑怯なうえに、ワタクシももう50歳なのだから「もう少し大人になりなさいよ!」ってもう一人の自分が言っていたりするわけだから、さらに考えてしまう・・。

すでに日本人が失ったものが明々白々になっている・・というのに、むしろ理屈が闊歩している景色には、ほとほとうんざりしているわけだけど、それでも後の人生、どれだけ出会いがあるかね。そこに対する期待がなかったら、やっぱり生きてはいけないしな~。

朝から梅ちゃんを見て、そんなことを考えるのだった・・。

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