【TAROの日記】

2013/05/07(火) 08:30

バーチャル

連休は、仕事の合間に、打ち込みをした。畑もやった。

どちらも、一定の行いを淡々と続けるだけの作業。
打ち込みなどは、酒でも飲みながらやっていないとやっていられない。
畑は、逆に、酒を飲んだらやっていられない。ほんの30分も畑をやると、下半身は重くなる。運動はそれなりにしているつもりだけど、ジムなんかで体を動かすことと現場で汗をかくこととは根本的に違うことがわかる。
畑作業から見たら、ジムなんてバーチャルみたいなものだ。

逆に、打ち込みの方は、バンドの演奏をバーチャル化する作業。
この作業は、量が多くなければ、それなりに面白い。
まったく意味のない作業が繋がって全体として立ち上がってくると、なんとも言えない感動がある。
あくまでも推測だけど、アニメーターやゲーム製作者の快感は、これに似ていると思う。
そして、その感覚って家作りとかにもつながっていると思う。

そんな快感もある打ち込み作業だけど、結構大変なうえに、やっぱり生演奏にはかなわない。
私の場合、iPadの『GarageBand』で打ち込んで、マックの『Logic』にデータ移行してから音を作るんだけど、音を作る作業をしていると、何がなんだかわからなくなって途方に暮れる。まったく、私のような多動的人間には向かない。
そして、それだけ苦労するというのに、バーチャルはやっぱりバーチャルだ。

連休のよその景色(いわゆるニュースで見る景色)にも、似たようなものを感じる。
どこにも行かない私の妬みかもしれないけど、何だかみんな同じようなことを続けている。私の打ち込み作業となーーにもかわらないのだ。
考えてみたら、”思い出”というのもバーチャルだもんな~。
「エピソード記憶」に対する付加としての”経験”という要素で見てみると、少しむなしくなってくる。
でも、目の前に酒があれば飲む。それが人間なんだよな・・。

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