日: 2014年8月7日
【TAROの日記】

2014/08/07(木) 08:26

幸せ

私の住む街は、ラーメンが旨い地域だと思うけれど、新潟県人の宣伝ベタで、全然知られていない。
この地域に多いスタンダードなラーメンがあって、私は今でもこれにかなうラーメンはないと思っている。

だいたい、最近のラーメンは、背脂を入れることを筆頭に、「ちょっと変わった」に逃げていると思う。
「おいしい普通のラーメン」こそが王道だ。
そして、この地域は、その王道ラーメンの旨いのがいろいろ食べられるところだった。

ところが、最近人気があるのは新興の変化球ラーメンの店。
そういう店に列ができる。
ついでに、スタンダードな王道ラーメンを出してくれた旨い店も元気がない。
簡単に言いきってしまうと、昔の旨さがなつかしいくらいに味が違うのである。

ところが、最近、趣味でやっているような変なラーメン屋を知った。
ここの欠点は、趣味趣味すぎて、せっかく、こっちが気に入った味を、どんどん研究して変えていってしまうところにあるけれど、ここ3年ほどは、ラーメンといえば、最早ここしか私は行かなくなっている。

そのラーメン屋が今年も限定ラーメンを怒涛のように放っている(夏の恒例)。
毎日違う限定ラーメンが「これでもかー!」と出てくる。
そして、これがどれも旨いのだ。

昨日は、スケジュールに「24歳?」と書かれていた。
「一体どんなラーメンか?」と店に行くと、「2005年復刻」とあった。

この店がそんな前からやっているとは知らなかったが、その頃の味を復刻した王道ラーメンが出てきた。
うれしいのは、この店はここ1年、全粒粉の麺に変えてしまったのだけれど、麺も昔のままに出てきたこと・・。

そして、口に入れて大感激。
この味は、あの幻の店○○の味ではないかい!
まさか、21世紀に再び食べられるとは・・。
私は妻に電話した。「今から走れ!限定13杯だから、あと8杯だ!」

昨日は、このことだけで全身幸せだった。
恐ろしや!ラーメンである・・。

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