【TAROの日記】

2014/08/08(金) 08:26

ふるさと納税

ふるさと納税の限度額を2倍にする方針・・とニュースでやっていた。

「マジか?」と思った。
この制度はナンセンスだと思っている私には、制度の縮小ないしは変更なら理解ができるけれど、拡充というのはあまりにもおかしく見える。

ふるさと納税は、元々は東京都への納税額の一部が地方に回ればいい・・という趣旨があるのだろう。
しかし、上越市市民の私が、プレゼントの肉欲しさに、他の町村へ寄付をすると考えれば、単に貧乏財政の町村の税金分取り合戦でしかない。分捕り合戦のツールに、ふるさとの特産品が使われているわけである。

私たちは、寄付した分の金額がほぼ全額が戻ってくるうえに、特産品が手に入る。
見方を変えれば、特産品の肉を買って、その全額が自分の住む市町村と国から還元されるというわけだ。
もし、私の住む上越の市民が、みんなでこれをやれば、市の財政はかなり危機的なことになるだろう。

こんなおいしい話はないわけだが、これがまともな話のわけはない。
こういうまともではないことが、社会保険なども含めて行われている・・というのに、私はのんびりと日本国民を続けている。それしかないからだ。

別に、ふるさと納税などどうでもいい。ヒエラルキーの奥の方が民主主義の末期的な症状を見せている今、個別のことをあーでもない、こーでもない・・と言っても意味がない。そして、民主主義というのは、抜本解決を苦手にしている制度だから、万事休すの可能性さえある。

アホな制度で、私はただで肉を食い、上越市と国は少し貧乏をする。これが民主主義なのだ。

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