2017/08/18(金) 08:57
医者に行かねばならなくなった。忙しいのに困ったことだ。 どこでもいいので、ネットで探した。 事務所近くの医者がヒット。大して口コミ数はなかったが、ネット上の評判は悪い。
そういえば、この医者には前に一度行ったことがあることを思い出した。 確かに、そんなに愛想はよくなかった。偉そうに当たり前のことを言うだけ。2時間待たされて症状聞かれて薬を出すだけ。そんな印象。でも、そんなもんでしょ。
私みたいなのは、そっちの方が安心する。医者になる人で愛想がいい・・というのは個人的にはあまり信用できない。私の知っている腕のいい医者たちは例外なく変人だ。
5つ星で絶賛されている医者も近くにあったが、こんなのは一番信用できない。だいたいデーター数が少なすぎる。5つ星じゃなかったら、おそらくこっちに行ったのにね・・。
そういうわけで、最初にヒットした医者に行ってみる。空いているかも?と予想したが、そんな予想(期待)に反して院内は大混乱。お盆明けの木曜日のせいもあると思うが、難民収容所みたいだ。
仕事をたくさん持っていったので、ざわつく待合室でお仕事三昧。そして、2時間経過(一瞬だった)、お昼をとっくに過ぎた頃に呼ばれた。
部屋に入ると、以前は無愛想だった医者が、異様に愛想がいい。「ありがとうございます」という言葉を何度も口にするので吹き出しそうになってしまった。「この人たちも大変だな~」と思った。
そういえば、先週、同窓会があった。隣に、現在、勤務医をやっている人が座った。お互いに知らない人だったけど、しばし話をした。 私は聞いた。 「独立して開業しようと思ったことなかったですか?」 「もちろん、ありましたよ。でも・・・」
その後、開業医がいかに悲惨かという話で盛り上がった。知人の開業してしまった元外科医は、「腹切りて~」というのが口癖。 基本的に職人なのだから、お金よりも良い仕事を選ぶという道もあったわけで、彼のつぶやきはとても悲しく聞こえる。
昨日の「ありがとうございます」も、とても悲しく聞こえた。