【無理に哲学】
職業2009/10/29(木) 04:47
生きるための職業は、
魂の生活と一致するものを選ぶことを
第一とする。
然らざれば全然魂と関係のないことを選んで、
職業の量を極小に制限することが
賢い方法である。
魂を弄び、
魂を汚し、
魂を売り、
魂を堕落させる職業は
最も恐ろしい
阿部次郎『三太郎の日記』より
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大正昭和期の青春のバイブル。
学生ならば、みんなが読んだという本の一節ですが、
どうなんでしょう?
言っていることは間違いないですが、
実際、この言葉の通り大正時代を生きたらどうなったか?
それは別の話です。
11月13日発売の私の新刊の後書きには、
選択肢を留保した人たちの運命について少々触れています。
魂を売るかどうかは、全て、その人の姿勢が決めることでしょうね。