【最近賞味したもの】

2006/12/25(月) 05:48

『イカとクジラ』

誰にでも「イカとクジラ」はある。
自分の「イカとクジラ」は何だろう?と考えてみた。

自分の場合は、きっと『地球最後の日』。
子供なのでよく覚えていないが、宇宙人が宇宙船から出てくるシーンに息を飲んだ記憶がある。
それ以外にも『猿の惑星』のワンシーンや『アナザーワールド』のワンシーンなどもそうだな・・。

これから映画を見る人もいるかも(いないか・・?)しれないので、「イカとクジラ」が何なのかは明かさない。
ただ、この映画は、思考の出発点をここに持ってきた段階で勝ちである。

その構造は映画の後半で明かされ、映画のテーマがはじめて見える。
えらくセンスのいいことしてくれるじゃないかよ!
岡本的には、年末に見るのに相応しい映画であった。

ただ、こういう映画は万人受けする映画でない。
その気分は、主人公の父親に映画の中で十分語らせている。「わかっちゃいるけど、これしかない」というのが製作者の意見?

引用は『ブルーベルベット』と『勝手にしやがれ』。
んー、年末って、やっぱりこういった映画郡の気分だな。

今年は、東京の一人ぼっちに開き直って、映画をけっこう見た。
20代以来のことだな・・。

やっぱり量をこなさないと質は得られないわけで、量をこなしたおかげで良いものを見ることができた。

来年は、なるべく家にいたいので映画はノーサンキュ!
さて、思い通りにいくか?

自分の「イカとクジラ」を思い出しながら、あの遠い淡い気分を感じるのだった・・。

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