2012/05/29(火) 08:23
昨日、精神科医を仕事とする人の本を2冊読んだ。
1冊は、告発本。
精神科医の診断は99%が誤診だ!と言う、「そんなこと知っているよ」という本(でも、精神科医が自分で言うのは意味がある)
もう一冊は、一連の素人でも本出せますよ!ブームから出版コンサルタントという仕事の人にお布施を与えて出したらしい本。あ、そんなことはどうでもいい。肝心なのは内容。んー、お布施本だけあって、自己満足な本(私も人のことなど言えないが・・)。
たまたま精神科医2連チャンだったが、この2冊を読んでわかることは、この2人の精神科医には時間がなかった。または、素人向けにあえて簡単に書いた。または、精神科医なんてのは、著者自身が言うくらいに何も知らない・・のどれかだということ。
私は、あまりの内容のお粗末さに、読むのが楽で良かったが、いったいぜんたい専門家という人って本当に専門家なのか?と思ったりもした。
けど・・・。考えてみれば、税理士のセカンドオピニオンなんてことを仕事でやっている関係上、「しんじられなーーい!」という税理士の仕事はたくさん見ているし、稼ぐ人は長い財布を使う・・などというくだらない一般化をしている税理士の本を本屋で発見して驚いたりもしているので、別に最早びっくりすることでもない・・と気持ちを落ち着ける。
でぇ、世の中の専門家にお願いがある。
「私は本物です」という人は、金額を法外に上げて欲しい(自己申告でよい)。
そうしないと専門外の分野では判断がつかない。
“おまじない”レベルの専門家には、おみくじ並みの料金で、
ちゃんとした専門家には、サービスに見合った(高い)料金を・・・。
ところで、机の上に、上記2人以外のもう一人の精神科医の本がある。
んー、まだ数ページしか読んでいないのだけれど、レベルが天と地。
どうして、こういう人の本が上記2冊と同レベルの価格なのだ!!
今の資本主義は、あまり価格機能が働いていない。お買い得とゴミがグジャグジャだ。
このままでは、悪貨が良貨を駆逐してしまうな〜。
旦那制度の復活しかないではないか・・。