【TAROの日記】
思考回路もキャッチコピー2013/06/06(木) 08:32
安倍政権の所信表明演説がキャッチコピーの羅列で笑って約半年。
昨日は、同じ安倍政権のキャッチコピーな成長戦略第三弾に、みんなが「マジかよ・・」と青くなった一日だった(らしい・・ね)。
言葉はリズムである。そして、私たちの思考である。
それは、私たちの太古から獲得してきた機能の中でも、エポックメイキングなものだったわけだけど、新しいだけに機能は限定的だ。
つまり、言葉には弊害も多い。
21世紀になって、人々はその言葉の限界性を突破した。
どういうことかというと、悩むのを止めた。
別に、限定的でもいいから、わかりやすい方が好き!と決めた。
その方が進歩的だとも思った。
しかし、進歩などするわけがない。
昔、デカルトやフッサールが悩みに悩み抜いたことを全部どうでもいいことにして、キャッチーな言葉を繰り返せば、思考も浅くなって当たり前。言っている本人は真面目なのだろうが、周りは「マジかよ・・」と思って当然だ。
キャッチコピーレベルでもうまくいくことはある。
結果なんてわからない。
しかし、底にある薄さが、時間が経つと現れる。
私たちは、もう一度、言葉と格闘すべきだ。
「わかりずらい」というのは、読み手、聞き手の方がバカなのだ・・と考えるべきだ。
もちろん、どうでもいいことを難しく言う奴は多い。それも認める。
しかし、それでも言葉と格闘すべきだ。そこを放棄してはならない。
人類はヒトラーで懲りているはずなのだから・・。
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