日: 2013年11月25日
【TAROの日記】

2013/11/25(月) 08:31

思い出

やっと怒涛の日々が終わり、日常である(なんだか、いつもこんなことを言っている・・)。
まー、日常と言っても一週間ほど。すぐにまた出張だけど、11月は異常だったので、1週間でもうれしいかぎりだ。

出張中に、ポールとトムを見た(こういうのは、相変わらずの出張の楽しみ・・)。
ポールは、ポール・マッカトニーでトムは、トム・ヨークだ。

対照的なライブだったので、一日置きで2つのライブが見れたのは良かった。
対照的だから比べることはできない。ノコギリと包丁を比べるようなものだ。

でも、好みは明解で、忠実にアレンジを守っている音楽よりも、何が出てくるかわからない音楽の方が、わたしには刺激的だった。

懐かしいフレーズは、うれしい。思い出は最大の娯楽だ。しかし、そこには、どうも消費感が伴う。
最近、この思い出の消費感・・というのが、どうにも面白くない。
『夕日の三丁目』に代表される思い出消費は、奥にある大事なものをただの消費に変えいていると思う。

ポールのライブで3曲目に演った『jet』は、私に小学校6年生の頃の景色を一瞬で思い出させたが、二度目はない。私は、思い出の『jet』を消費したのだ。

もちろん、今まで、この曲は、何回も聞いている。最近、再発されたライブ盤でも聞いた。しかし、ポールのライブには、それを越える思い出の消費性が充満していたように思う(そりゃ、本人がやっているのだから当然だ)。

ところで、今の私は思い出が欲しくて仕方ない。
だから、出張を減らして家にいたいと思う。
子供はどんどん大きくなるばかりで、こっちの思い出製造が追いつかない。

仕事をしている私だって、そのうち思い出になるはずなんだが、どうも違うんだよな~と思うのは何か?

人は、根本のところで、つながりを求めていて、家というのはやっぱり特別な存在なのだ。

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