【TAROの日記】

2004/08/03(火) 03:17

社員シリーズ(11)

当社社員Aが突然言い出す。

「サザエを取ってみんなで食べよう!」
彼がそれを叫んだのは、新潟の洪水が世間で話題になっている激しい雨の降る昼間だった。

なぜ、彼のアイデアにみんなが乗ったのかはわからない。
どうせ、自分は食うだけだと思ったのだろう。

しかし、B君 20歳は違った。
「一緒に行こう!」と言われ、海に潜ってサザエを取った経験もないのに行く羽目になった。

運のいいことに、雨は止まり晴れ間も見えてきた。
「何と運の良いことだ!」と叫んだのは勘違いだった・・。

海は茶色に濁り、波は高く、渦巻いている。
二人は海を見て思った。
「これは死ぬ・・。」

しかし、山で炭をおこして待つ他のメンバーの手前、もぐるしかなかった。
多くの見物人が、「ありゃ死ぬな・・」と言いながら眺める中を二人はサザエを取りに潜った。

イヤイヤ訂正。
B君は、単に浮き輪で浮いていた。

違った違った。
浮いているうちに風で流されて、遠くへ行ってしまった。

浮いてきたAは、流されたBを拾いに行き、わずかなサザエ(海がにごっていて何も見えなかったらしい・・。ごくろうさん)を取って帰還した。

山で待つ他のメンバーは数個のサザエにアゼン!!
まぁ、仕方ないか・・。
これは、利息をつけて後でもらいましょう。

ところで、B君は本当に死ぬと思ったそうだ・・。
そりゃ、そうよね

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