ホテルの風呂でゆっくりしていると、突然、ホテルの従業員が入ってきた。
そして、誰もいないサウナの戸を開け、のぞいた。サウナに誰もいないとわかると、風呂に入るボクの脇でしゃがみこんだ。そして、ボクの顔を見た。
「何だ・・」と思いつつも、彼は何も言わない。
そこで、「何？」と聞いた。
瞬間彼はたじろいだ。そして、そのまま硬直した。

困っちゃったのでもう一度聞いた。
「何よ！」
そうすると、彼は困りながらボクに聞いた。
「ヨン様ではございませんか・・・」

「違うよ」と言うボクの声を最後まで聞かずに彼は立ち去った・・。