【TAROの日記】

2006/07/25(火) 11:27

税務はどこに行くのか?

日本の存在の拠り所は徴税権にしかない。

日本国債のかなりの量を保有する日銀、郵便貯金は、評価方法で原価法を選択している。
そのため、市場リスクがそのまま保有リスクにはならない。
そんな均衡の元でニッポンってのが本日も何もなく存在する。

しかし、その均衡が均衡でいられるのは期待である。
徴税権があるという期待である。

しかし、日本政府に本当に徴税権はあるのか?
それがあやふやだから、取りやすいところから取る。
昨年のサラリーマン増税話は本質的な税金の話だった。ところが、それはスキャンダルのようなものに変えられてしまった。マスコミってのがニュース性以外は何も大事にしていないことの表れだ。

今回の中小企業大増税。方向的なところはわからなくもないが、本来の問題を解決することなく、「取りやすい」の思想を持ってくることはどういうことか?そこには美学も何もない。

それは、このことに限らない。日本の徴税権は、取りやすいサイレントマジョリティーを相手にしてのみ力を発揮する。

さて、消費税。
話によると準備は万端のようだ。
早ければ、今年の税制改正(12月)に出る。
インボイスの導入もほぼ決まりのよう。

結局、日本の存在は、ここにしかない。
小手先はいけない。

個人的には、消費税が上がるのは困るが、卑怯なことをするよりは良いと思う。
後は、総裁選次第。

どんどん税は複雑化する。
新会社法が税にもたらしたことも複雑だ。
できたら、シンプルが主流にならなきゃいけない。
税はどんどん逆行する。その先にあるものって、出先機関が力を付けるだけの図だよな・・。いわゆる、代官政治が強くなるだけのよ・・。現実はくだらないよな・・。

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