【最近賞味したもの】
U22006/12/06(水) 05:31
U2が訴える飢餓への援助。
コンサートに来ている若者達に、その声は届いている。
時代は変わった。
1969年の若者達の叫びとは、ベクトルが一緒としても性質を大きく変えている。
そのキーは豊かさ。
問題解決は、対立軸ではなく、豊かな者の自覚からはじまる。
1980年代はじめに現れたU2というバンド。
優れたリズム隊3人とボノというボーカリストの単純な勝負は、日本人好みのメロディーと景色を表層にして鋭くえぐられたリズムを刻む。
昔、ロンドンでライブアルバムを買った。
それを会社の寮で聞いていると、同期になったばかりの男が、「何これ?いいね」と言った。
今は、知らない者などいない。
この音が主流になったことは、ちょっと不思議・・。
でも、それは1960年代後半から決まっていたような気がする。
ドームで見る彼らからは、ウッドストックな景色が背後に見えた。
一つのことが成立するには多くの時間を要する。
もちろん、彼らが完成させるわけではない。
それは、今も進行形。
でも、時代の方向は見えている。
音楽ネタではサクッと反応してしまう悲しさが!(それ以外見ていないかも知れません…)
現在12月決算法人を処理しながら、「マーティンハネットストーリー1977?1991」を聞いています。バズコックスからジョイデヴィ、ドルッティコラム、マガジンやニコなど名前が出るだけで雰囲気が伝わる個性的ラインナップ。その中にU2の「11 O`clock TICK TOCK」が入っています。久々に聞いてみて驚きました。なんと演奏がほぼジョイディヴィジョン。ボーノの声は元気なく聞こえます。
あの地下室で演奏しているようなレアな音は、マーティンハネットぶしなのですねー。U2もここからスタートしたのですねぇ。感心しました。時代の中で音楽を作るという作業が、ミュージシャンの力量もありますが、何よりそれを意図した人のものであり成果であるのが良くわかります。
しかしこの辺の音楽は、結構緊張して聞いたものですが、現在はお気軽に聞けるのが不思議です。(意味するものと意味されるものの関係性でしょうか)昨日はテレヴィジョンを聞きながら仕事していましたが、過去を回想しつつにやけていました。
当時はジャックデリダなぞを、分からないながら読みつつキャプテンビーフハートを聞いたりしていました。(今やったらお笑いになるのかなぁ… スクリッティポリッティという構造主義ロック?バンドにジャックデリダという曲がありました。)
そういえばキャプテンビーフハートの「DOC AT THE RADAR STATION」というアルバムの当時の邦題が「美は乱調にあり」でした。カッコイイ!すばらしいセンスです。岡本さんが仰る「美意識」何か通じるもの感じます。
またしても理解不能な書き込みをしましたが、こつこつと仕事をする普通の税理士です。自分では税理士とは思ってないのですが一部の人たちがそう呼ぶので要素の一部はそのようです。
フリーターの走り(当時この言葉はなかった)の私が一般的に硬いと思われている税理士をやっているのも時代ですね。
全共闘世代の人が今、企業で雇われ社長をしていたりするのと
何かにています。
岡本さんの場合はご自身でも仰られていたと記憶しますが、パンクムーブメント(エモマ)の中で登場してきた実はまったくパンクじゃない技術のしっかりしたバンド群のようなポジショニングをしているのですね。私は自分の好きなものをビジネスに織り込むこと考えたことも感じたこともなかったので、岡本さんのこのような思考にものすごく影響を受けて、公と私と、わざわざ立て分けていた境界を取り払う作業をしています。
過去捨ててしまった音楽や本、思考を再考するため、引っかかるものを片っ端から購入して、自分にとっての意味を考え直しています。恐ろしい金額になってしまいました。
おそらく、すべて賞味することは無理でしょう。
ですが、購入するだけでも自己の内面で反発していたものが和解していくような、すがすがしい気持ちです。
U2から連想した記号を並べて、文書を書きましたが分裂気味な自分がよく表現されていて面白いですね。(あっ!自己セラピーとはこのことか!)
結局、人生って自分を知るための旅だったりするのですね。
(こんなおちかい!)
スタッフから「そんなくだらん書き込みしてないで、早く滞っている仕事しろ」といわれそうです…….
4月の経営計画よろしくお願いします。