2007/12/21(金) 05:40
昔、学校の教室には一台のストーブしかなくて、これ一台では教室が暖まることなんてなく、休み時間になるとストーブの周りにたむろしたものです。
確か、小学校4年生までは石炭ストーブ。
石炭の当番になると運ぶのがイヤでした。
こういうことを書くようになっては年寄りなんだなーと思いつつ、そのときの「当たり前」は全然当たり前ではなくて世の中ってガンガンとドンドンと変わるものだと痛感します(それにしても懐かしい・・)。
そのストーブは遊び道具でもありました。
ストーブのフタに水を置くと、だんだん鉄が弱くなってフタに穴が空いてしまう。
フタを開けて、絶妙に水を入れると、炎がストーブの中から上がって火柱になる(量を間違えると火が消えてしまいます)。
当然ですが、石炭を入れる道具を含む鉄製の備品などは、焼きを入れられ強くなったろ弱くなったり・・。
そんな遊びをしながら、ストーブをいじめ抜いたものです。
そうした遊びの中で、一時凝ったのが、ストーブの上でいろいろなものを焼いて食べること。
当然、先生に見つかったら大変ですが(上記ストーブいじめは、見つかったら百叩きものでしょう)、これを隠れてやるのが楽しかった。
当初の発見は、理科室から盗んできた稲。これがうまいものに化けることでした。
乾燥した稲をストーブに載せるとポップコーンになる。
この発見は感動ものでした。こっちは、焼きめしになることを考えたのに、パチパチいってポップコーンになるのですから・・。
その後、乾燥したとうもろこしの実を探し当てて、ポケットに入れていたのは当然です。
こうして「焼き」の面白さを知った私は、ストーブの料理をエスカレートさせていきました。
最後に行き着いたのは、リンゴ。
リンゴをストーブで焼いたら「焼きりんご」になるんじゃないか・・。これに気づいたときは「オレは天才」と思いました。
早速、家からリンゴを持ってきて、ストーブで焼いてみました。
待つこと30分くらい。何やら変な形の崩れたものが現れました。
一口食べてみると、マズイ・・・・・・。
あまりのマズサに処分に困りました。
そもそも、「焼きりんご」という言葉は知っていましたが、今まで食べたことはありませんでした。
「こんなにマズイものだったのかー」という理解をしつつ、オカモトの人生に再び「焼きりんご」が現れるまでには少々時間を必要としました・・。
「思いつき○○焼きシリーズ」は、本日にて終わります。
ネタに困ったら、突然、復活するかもしれません・・。