日: 2011年8月10日
【TAROの日記】

2011/08/10(水) 08:34

私が見える。

『ブック・マネジメント・システム』という蔵書管理システムを作ってもらい、入力の70%ほどが完了した。

フリー・ソフトでも似たようなものはあるけれど、当社のオリジナルは、クライアント・サーバーで動くほか、自社開発だからできること多数。

アマゾンのデーター・ベースをマッシュアップするだけで、本の全データーが入ってしまうため、こちら側では、ISBNコードをスキャンするか手入力するだけ。便利である。

さらに、どうなっているのか知らないけど、自社の書類などにもバーコードをつけることで管理ができてしまう。

そして、本のスキャンが70%ほど進んだので、システムの全貌が見えてきた。

一言で言うと、至福。
高校生の時に、母から本棚を買ってもらった時、本を並べ終わった本棚の前でほくそ笑んだのをよく覚えているけど、あれと同じ感覚だ。
ちなみに、私は本棚を買ってもらった時、「今まで買ってもらったもの中で一番うれしい」と母に言った・・。

本のデーターをただ眺めているだけでもうれしいし、何かワードを入れると、数十冊が検索に引っかかってくるのもうれしい。著者名を入れると、ズラって出てくるのなんて、感激だ!!
ここまで快感なのだから、計画頓挫中の図書館ができたら、至福なんてものではすまないと思う。

自分で言うのは何だけど、このシステムの蔵書一覧だけでも、価値があると思う。
自分の蔵書とはいえ、んー、悪くない。
もちろん、出版社から一方的に送られてくる本などもあり、「なに、これ?」というのもあるけれど、ご愛敬である。

ネット以降、”知”は、誰もがアクセスできるようになったと思われているけれど、それは違うとも思う。
自分の蔵書を眺めていると、これらを集めるために、単にお金を出しただけではないことがわかる。
この蔵書は、私の個性なのだ。私自身と言っても良い。
この組み合わせは、私しかアクセスできないのだ。

だから、システムができて、私は私に出会ったのだと思う。
断片しか見えなかった私が目の前にいるのだ。
うれしいわけだ・・。

追伸
本日午後より出張のため、明日からブログはお休みします。

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