【TAROの日記】

2011/08/08(月) 08:51

本日は,『ガンダムOO』をネタに・・。

どういうわけか、最近、息子と会話をすることが多い。
末っ子だからか、いつになっても親とよく話をする。

でぇ、金曜日の息子の質問は、『ガンダムOO』から・・・

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ソレスタルビーイング(主人公がいる正義の集団?)の武力介入は、平和のためと言っているけど、ソレスタルビーイングの武力介入で不幸になっている人もたくさんいると、サジ(もう一人の主人公)が、叫ぶシーンがあるけど、軍事介入しないと平和は来ないよね。どっちが正しいの?
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ん−、何でもアニメだな〜と思うつつ
「それに類する問題が、おまえの近所で起きているのか?」
と聞くと、
「いいや」と返事。

そこで、
「じゃー、そんなこと考えても仕方がない。アニメを見て、抽象的な話をしても意味ない」
と言うと、
「でも、知りたいんだよ」
としつこいので、
では・・・と言って、こんなお話を・・。

まずは、この問題の結論は「ない」。
立場が変われば景色は変わるもの。
正義って何かさえわからない。
短い時間で考えるか、長い時間で考えるかでも違う。

しかし、では、「ない」という結論でいいのか?
それは、生きている人間を「真ん中」に置きつつ、共通点を探してくると、ある一定の回答は得られる。

例えば、すげー無知な奴が、「正義だ〜」と叫んで、バカなことをすれば、みんなが迷惑をする。ちなみに、ソレスタルビーイングにもそういう傾向があるかもしれない。

そして、そういう例は、たくさんある。
橋本聖子という元スケート選手が一生懸命「正義」を貫いて、通した法律もそうだし、簡単なところでは、民主党の子ども手当なんかもそれに当たるかもしれない。

おまえの周辺だって、そういうことがあるだろ!
思わず、「バカなことを・・」と言いたくなる場面は多いはず。
バカが一生懸命になるとロクなことはないんだよ。
だから、勉強は重要なんだ。

自分では、良いことをやってる”つもり”というのは、とても醜いんだ。
アニメには、そんなことを言いたい大人の気持ちが入っているかもな。
だって、今の世の中は、そんなのばかりだからな。

そういうわけで、このアニメは、お勉強の大切さを主張しているのだよ。

では、話を質問の真ん中に戻して・・。
世の中というのは、誰にでも良い顔をすることはできない。
ある目的を達成するためには、人から石を投げられるような場面もある。
ソレスタルビーイングの矛盾は、そういうことも表現されているんだろうな。

今、日本という国は、人の顔見ていいことばかり言ってきた人がトップなのでどうにもうまくまわらないんだけど、彼も、そんなやり方ではダメだと痛感しつつ今日に至っている。
しかし、そんなアマチュアの成長のために、国が犠牲になってるわけで、悲惨なんだよ、この国は(知ってた?)。
恐らく、アニメ世界でも、ソレスタルビーイングの軍事介入がなければ、似たような状態なのかもしれない。
しかし、犠牲にあったサジには、そんな話は通じないわけで、「幸せを返せ!」となる。それに対して、ソレスタルビーイングは深く頭を垂れるしかない。でも、それが世の中を動かすと言うことだろうな。

くどいけど、この問題に答えはない。
でも、おまえも将来こういうことを痛感する時は来るよ。
もし、そういう経験がないまま死ぬとすれば、それは未熟のまま死ぬことになるということだろうな・・・・・・・。

話は、途中から難しくなってしまったけれど、久々に、この話に、息子は食いついた。
彼の日常の何かと大きくシンクロしたのかもね。

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