【TAROの日記】
UFOと原発(放射能)2011/08/03(水) 08:39
ユングは晩年に、UFO現象について書いた。
ユングのUFO解釈は一種の「投影」ということに、(一応)なる。
本人もそう触れているし、世間的にもそう解釈されている。
テレビや本を中心に、あまりにも多くのインチキ事件が、UFO文脈に挿入されてしまっている。それを知っている現代人には、当時のユングのUFOに対する真摯な態度には、おかしさを覚えてしまうところもあるけど、彼のUFO解釈は「あり」だと思う。
そして、最近、その気分が強くなっている。
その気分が強くなっている理由は、原発事故以後の放射能問題。
目に見えない恐怖に対する個人個人の態度には、それぞれの内的問題が表れる。
まさに、それは「投影」でしょ。
ユングが、その「投影」を人類の深い過去に根ざした元型からもたらされる・・としたように、そんな意味もあるのかもしれない。
今の問題を、私が興味深く見てしまうのは、そんな考えが底流にあるから。
そして、それは原発以後にはじまったことではなくて、原発前からはじまっていた。
毎度言っていますけど、3・11以前以後は、物事が増幅されているだけで、なーーんにもかわらないのだ!
テレビでウソを垂れ流す方が、放射能を垂れ流すよりナンボかマシのうえに、テレビのウソへの「投影」の方が、ウニ出しとしてはずっと良かった・・と今頃知ってしまった私たちは、ある面、不幸なのだよ・・。
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