【TAROの日記】

2011/08/03(水) 08:39

UFOと原発(放射能)

ユングは晩年に、UFO現象について書いた。

ユングのUFO解釈は一種の「投影」ということに、(一応)なる。
本人もそう触れているし、世間的にもそう解釈されている。

テレビや本を中心に、あまりにも多くのインチキ事件が、UFO文脈に挿入されてしまっている。それを知っている現代人には、当時のユングのUFOに対する真摯な態度には、おかしさを覚えてしまうところもあるけど、彼のUFO解釈は「あり」だと思う。
そして、最近、その気分が強くなっている。

その気分が強くなっている理由は、原発事故以後の放射能問題。
目に見えない恐怖に対する個人個人の態度には、それぞれの内的問題が表れる。
まさに、それは「投影」でしょ。

ユングが、その「投影」を人類の深い過去に根ざした元型からもたらされる・・としたように、そんな意味もあるのかもしれない。

今の問題を、私が興味深く見てしまうのは、そんな考えが底流にあるから。
そして、それは原発以後にはじまったことではなくて、原発前からはじまっていた。

毎度言っていますけど、3・11以前以後は、物事が増幅されているだけで、なーーんにもかわらないのだ!

テレビでウソを垂れ流す方が、放射能を垂れ流すよりナンボかマシのうえに、テレビのウソへの「投影」の方が、ウニ出しとしてはずっと良かった・・と今頃知ってしまった私たちは、ある面、不幸なのだよ・・。

「UFOと原発(放射能)」へのコメント(0件)
  1. 『テレビでウソを垂れ流す』と『放射能を垂れ流す』は、どちらも無責任な行為で即座に改めて欲しいことです。でも、TV視聴者は、ウソが多いという印象を抱いていても、毎日放送される内容のどれがウソなのか、ウソっぽいではなくて、明確に判断はつかない・・で限界。これも限界にぶち当たるのだけれども、例えば、原発稼動(無事故でも)による夥しい量の廃棄物の処理問題。原発継続か否かの議論はたまにTVに出るが、放射能廃棄物の実態と今後の対応についての議論は聞いたことがないのは何故だろう。噂では、電気事業連合が政府を誘導して、TV報道や話題に制限をするよう圧力をかけているという人がいる。どこまで本当だろうか。でも廃棄物処理の大きな課題は政府の公式HPには国民の理解を求める書き方で掲出されている。また、石油はCO2排出と不安定な価格、資源有限性が問題と言うが、政府のHP資料には、ウランだってあと80年ほどで枯渇するそうだ。いずれにしても、ひ孫の時代にはエネルギー資源は枯渇する。原発はもう止めるべきだろう。今止めても、再処理から生まれる高レベル放射性廃棄物は、ガラス固体化して日本のどこかに冷却貯蔵中。その数は2万本で1万トン存在する。50年近く貯蔵した後、地下300メートルよりも深い地震の来ない地層に埋設処理予定だそうだ。まだどこの市町村も交付金の餌に挙手していない。だから場所は一切未定。原爆被害(非戦闘員を巻き込んだ無差別殺人行為だから)からまだ70年もたたない。エネルギー問題では、こんな近視眼的で一部の企業や政府関係者の利益が偏重されるおうな国家施策で良いわけはないだろう。0311は自然界からの戒めでは。神々は見ている、のでしょう。

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