【TAROの日記】

2012/03/23(金) 08:45

またまた・・・、長い出張だった

・・・・そういうわけで、ブログもお久しぶりでした。
今年に入ってからは、こんな感じが続いているなーぁといろいろ考えてしまいます。

今回の出張では、一日だけ時間が空いてしまったので、ギターを持ってフラフラと観光地のホテルに泊まってきました。
風呂に入るのと、メシを食う時以外は、暇なので、ずーっと弾いて遊んでました。
よく考えると、東京のマンションで一日時間をムダにしているのと変わらないわけですが、まーいいでしょう。人生はそんなものです。
でぇ、3月は、ほとんど家にいませんでしたが、まーいいでしょう。それもそんなものです。

出張中、ヴェンダースの新作『ピナ』を見ました。
ピナ・バウシュに捧げた3Dの映画です。
私が彼女を知ったのは、フェリーニの『そして船は行く』が最初だったと思いますが、それはそれは印象に残るものでした。
ヴェンダースが描いたピナの生き方(表現)というのは、「業の肯定」ということでしょう。立川談志と同じなのです。

トリアーは『メランコリア』で、人の業に惑星をぶつけて木っ端微塵にしましたが、談志やピナは、それを肯定するところからはじめ表現の中に畳み込んでいきました。

惑星をぶつけてまで、木っ端微塵にしようと思うトリアーの気持ちはよくわかります。
私も、ある面で、人の業を憎む者の一人です。
でも、業の存在そのものをあえて隠そうとする社会のあり方にも違和感を持ちますから(みんなそうでしょうね)、「業の肯定」という命題はとても魅力を感じます。

そして、そんな気分の延長で思うことは、理想なんて幻想だということと、そんな幻想に振り回されるかい!!という軽い決意です。

だから、「何やってるんだろー、オレ」というのは嫌いじゃない。むしろ、そのマヌケ度が好きです。それが「人生はそんなものだ」ということなのだとも思います。

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