【TAROの日記】
カセット2013/08/07(水) 08:28
車を修理に出したので、代車が来た。
代車は嫌いではない。
タバコの臭いは困るが、一昔前感がとても馴染む。
毎度のことだが、代車にはカセットが付いている。CDを車に付ける前の時代感の漂いが良い。
そこで、カセットを車に持込み通勤する。
ちなみに、このカセットは先月買ったもの。
私の周辺では今でもカセットは大現役で、部屋には空の60分カセットも大量にある。
ただし、新譜カセットについては買うだけで聞くことは少ない。
時間があると、MP3にして取り込んで聞いているけど間に合わないのだ。
そんな私に、代車のカセットプレイヤーは僥倖なのだった。
バシャ!!というカセットの入る音も含め、またまた時代感がいい。
そして、流れるチープな音。これがまた温かいのだ。
このバンドのベースはどうなのか?と不満に思いつつも、カセットの暖かさがそれを許してくれる。
考えてみると、70年代、80年代の音楽というのは、こんな周辺機器との相性からも成り立っていたように思う。
特に、80年代なんて、カセット文化で成立した変種だったと思えてならないし、それがCDになって馬脚を表してしまった感じもする。
そんなことも含めてカセットには、カセットの世界がある。
そういえば、80年代にはカセットブックという変わり種もあった。
私もPモデルの『スキューバ』を筆頭にいろいろ買った。当時の価格はとても高かったと記憶している。
今ではああいうものは成り立たないと思う。あの頃は市場の深みというのがあったのだ。
上述の通りで聞いていない新譜カセットは大量にある。
代車があるうちに聴き倒そうと思うのだった。
そんなことを考えていると、80年代の青い空が浮かぶのはどうしてだろう?
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