【TAROの日記】
旧道2014/04/25(金) 08:50
昨日の朝は、『まーけ塾』の後のお泊り飲み会から職場に向かう。
仕事に溺れている状況下で何の余裕もないというのに、天気が良かったので、ゆっくりと旧道を走って事務所に向かった。そのため少し遅い出勤になった。
旧道を通るのは何年ぶりになるか?
バイパスや高速道路ができてからかなりのご無沙汰である。
旧道を走っていると死んだ父や母のことを思い出してしまった。
旧道というと、彼らとの移動の思い出が強いらしい。
おそらく、これからも道は変わる。
目の前の変わってしまった景色は、これからも変わり続ける。
家の壁に鳥が巣をかけていた。
いつつけたのかはわからないけど、最近のことだろう。
事務所の前では、大きなスーパーの工事がはじまった。
もう少しで新幹線も通る。
今の目の前も、そのうち旧道になる。
そして、一部は思い出となって刻まれていく。
でも、ほとんどは、鳥の巣と同じように忘れていく。
実は、旧道との邂逅で、一番感じることはそのことだ。
なんとなく昔の匂いは感じるけど、実は何も覚えていない。
そのことを考えていると、ノスタルジーという言葉の深淵さに気づく。
この言葉は、ヌミノーゼと同じくらいに、不可思議な感傷を扱った言葉だと思う。