【最近賞味したもの】

2006/12/06(水) 05:31

U2

U2が訴える飢餓への援助。
コンサートに来ている若者達に、その声は届いている。

時代は変わった。
1969年の若者達の叫びとは、ベクトルが一緒としても性質を大きく変えている。

そのキーは豊かさ。

問題解決は、対立軸ではなく、豊かな者の自覚からはじまる。

1980年代はじめに現れたU2というバンド。
優れたリズム隊3人とボノというボーカリストの単純な勝負は、日本人好みのメロディーと景色を表層にして鋭くえぐられたリズムを刻む。

昔、ロンドンでライブアルバムを買った。
それを会社の寮で聞いていると、同期になったばかりの男が、「何これ?いいね」と言った。

今は、知らない者などいない。
この音が主流になったことは、ちょっと不思議・・。

でも、それは1960年代後半から決まっていたような気がする。
ドームで見る彼らからは、ウッドストックな景色が背後に見えた。

一つのことが成立するには多くの時間を要する。
もちろん、彼らが完成させるわけではない。
それは、今も進行形。
でも、時代の方向は見えている。

【無理に哲学】

2006/12/05(火) 07:47

『パプリカ』

筒井康隆を知らない。
周りには読者が多いけれど、私はほぼ知らない。
そんな人間が『パプリカ』を見る。

いつ頃書かれた小説かはわからないけれど、今の時代を予見している構想力に驚く。
最後は、「ディラクの海」で終わるところは、みんなが洗礼を受けたであろう当時の最新物理学に対する著者のワクワク感を感じる。

話の落とし前が完全についていないところが、気になるけれど、勢いがあるので許す。
と言うか、音楽が平沢進(お久!)なので許す。

平沢進の音楽に乗って、流れるエンドロールに感動。
ただの文字なのに、何だろう?
日本人と韓国人の名前がうつるエンドロールに、時代を感じちゃったんだろうな・・。

ところで、アニメの絵に、『うる星やつら ビューティフル・ドリーマ』のオマージュを見た。
このテーマは、永遠ですな・・。

そこで、暗い映画館で哲学。
「無意識が意識されてもなにも起こらない。意識が無意識されてもなにも起こらない。意識と無意識がぶつかった時、”空”は訪れる」

と筒井康隆は言いたかったのではないでしょうか?
まんまディラクではありますが・・。

【無理に哲学】

2006/12/04(月) 04:25

社内会議

一年に一回、社内会議は軽井沢のリゾートホテルで行う。

夜の8時まで議論をして、それから宴会。
早寝の私も12時半くらいまで飲んでしまいましたよ(時間が経つのが早いのよね・・)。

平日に社員全員で会社を留守にすることもできないので、毎回、パートさんがお留守番。
今回は、前日に退職をしたばかりの元社員にもお留守番頂きました(おいおい!)

でもって軽井沢で哲学。
「守ってもらわなきゃ、何もできない」

毎回、「観光地的おみやげ」を買ってくるレベルでお留守番してもらっているので、申し訳ないんだよな~。

お留守番のおかげで、課題は明確になりました。
さて、年内を目処にかたずけますか・・・。

【最近賞味したもの】

2006/12/01(金) 04:47

エリック・クラプトン in 武道館

いやー、びっくりしましたよ。
最高のメンバーだは・・・・・・。
2003年のライブはあれは何だったんだぁ?

何と言うか、「おかえりなさい!」という言葉が一番合うのかな?
一時のポップなクラプトンは全面的に消えてなくなり、いい感じです。

そして、このツアーから参加のデレク・トラックス。
本当に、ディアン・オールマンの再来と言うのもわかるというもの。

一瞬、デレク&ドミノスが目の前で演っていると錯覚。
「レイラ」の出来なんて、どう表現したらいいのやら。永遠にやっていて欲しかった・・。

当然だけど、リズム隊も最高。個人的には2003年のリズム隊より好き。
スティ?ブ・ジョーダンのスネア替えは技ね!(そんなところを誉めるか?)
ウィリー・ウィークスのベースソロも見れた。

トリプルギターのもう一人、ドイル・ブラムホールも当然良い。
こりゃ、スティービィー・レイ・ヴォーンとディアン・オールマンとクラプトンが演っていることになるのかも?
悪いわけはありません。

さて、問題は、このクセになった状態。
公演はまだ続く。当日券でもう一度行くか?

まさか、61歳クラプトンにそれほど期待はなかった(新譜も聞いてない)。
メンバー目当てで行った感じがあるけど、これほどとは・・。
そして、この同じ状態で見ることができる保証はない。

新しい血を入れて、また本人もさらに強固になる。
これは、最近の矢野顕子にも言える。

一つの年の取り方ですよ、これは!
んー、いい仕事を見た。

人生の参考になっちゃったよな。

【最近賞味したもの】

2006/11/30(木) 05:06

『レント』

んーーーーーー、さて、さて。
どうなんでしょうね・・。

2階席だった不利もあるとは思うけれど、イマイチだった・・というのが感想。
3年前はどうだっただろう?

曲の良さで押せるから、会場全体は受けていた。
でも、明らかにsomethingがない。
まぁ、一線級が来てるとは最初から思ってないけど、それにしてもトップと次以下の差は大きい。

主催者側の「やっつけ感」も感じたな~。
字幕いいかげん、舞台のセッティングもエイヤー。

何を語るかではない。誰が語るかなのだ・・・。ということがよく出た舞台だった。
曲がキャッチーでもごまかしはきかない。

追記
ただし、『レント』の2回目の来日の時代的意味は大きい。
このミュージカルで描かれることは、10年経って、この日本でも市民権を得たと言っていいでしょう。
もう少し言葉を変えると、新しい市場が忽然と現れた・・・のです。
この2006年的な意味はとても大きいと思うのです。

【最近賞味したもの】

2006/11/29(水) 05:21

『百年恋歌』

1911年、1966年、2005年の各時代。
その各時代に、同一人物の2人の男と女が互いに恋をする。

しかし、この映画は決して輪廻転生を言いたいわけではない。
あえて、同じ男と女で各時代の恋愛を描くことで、本質を抜き出そうとしているのだろう。

そして、二人の関係は「恋愛関係」と表現するよりも「男女関係」と表現する方が正しいことに気づく。
なぜならば、時代時代の「男女関係」は、まったく別物。

私たちが考える純愛的なものは1966年。
そして、(ビートルズが『リボルバー』を出した)1966年を機軸に、1911年と2005年を描く。
1911年には、恋愛と言うより情が、2005年では、レズ関係も絡めたゲームが描かれる。

どれが良いとか悪いということではない。男女関係の変換が主役。
そして、それを保つ「場」こそが本当の主役。

と言うことで、この映画の主人公は、時代が生み出す「場」
そして、その場によって作られえる男女関係。

さらに、男と女の時代に対する感性の差も見逃せない。
男って、どうして、こんなにダメなんでしょう。
女の持つセンサー能力は、最後に男を翻弄する。
時代の変換は、男主導から順次主権の交代が行われているというわけ。

淡々と音と映像を結びつける手腕に拍手。
当然ですが、音も時代を「場」にする重要なアイテム。
そいでもって、この台湾映画もマリエンバードの子供ですな。

ただ、マリエンバードの子供たちは、観客には少々忍耐を強いる点が難。
そこら辺はもう少し何とかして欲しいよな・・・・・・・・。

【苦しめTAROお仕事LIVE】

2006/11/28(火) 05:47

『経営計画セミナー』

今日から、今年最後の『経営計画セミナー』。
来年はじめに行う卒業生の会(『年頭に”頭”を使う会』と言います)同様大盛況・・。

そろそろ、来る人が少なくなるかな?と思っていたので驚きです。
まぁ、自分で言うのもなんですが、このセミナーは1回は受けておくべきセミナーですからね~。
自己啓発セミナーの矛盾なんかもわかりますし・・。

一応、現在の予定では来年は1回の開催です。
そろそろ受講された方もいい数になったので、1回でいいかな?という感じ。
まぁ、今回の開催を見て、希望が多ければ2回もあり得ますが・・・・。

さて、では今回も「見たくない現実」をたっぷり見ていただきましょう。

【無理に哲学】

2006/11/27(月) 05:49

30年の重さと軽さ

11月24日でムーンライダーズの一連の30周年イベントが終わった。
中学生の時にジャケ買いした『火の玉ボーイ』を縁に30年。
んーー、涙ものだ。

イベントは10年目にも20年目にもあった。
10年目は就職して3年目の夏。

当時付き合っていた彼女に、このバンドがいかに凄いかを力説した。
当然だがわかってもらえなかった。
貧乏サラリーマンはライブにも行けなかった(東京が遠かったな・・)。

20年目は、脱サラして3年目。人のことなんて気にしていられなかった。

なぜか、30年目は追いかけた。
そこに何かがあると感じたから・・・。

見つけたものは、重さと軽さ。
なるほど、追いかけたくなるわけだ。

裏切り方のセンスと期待を上回るセンス。
そして、既に気分は先にある意志。

人生の先輩のそんな姿を見ましたよ。

そして、哲学。
「そうなのだ。人生なんて軽いのだ。そして、その軽さが重いのだ」

いやー、こんな学習をさせていただくなんて・・・。
15歳で出会い、大きく影響を受け(なんだか、若手の映画監督みたい・・)、45歳で再度教えていただいたこと。
それが人生の軽さ。

力が抜けて、宇宙を見た。
重いものなんてないのだ。

できたら、自分も裏切り続けたい。
自分と宇宙と真理って奴を・・・。

【無理に哲学】

2006/11/24(金) 05:51

ボジョレヌーボ

先週、「ボジョレヌーボを飲む会」なんてのに行った。

「会」なんて言うと大げさで、月に一回飲み会やっている仲間のTさんのお誘いなのだった。
「ワインカラー」のものを身につけること・・という掟書が来てびびったけど、まぁ、そんなことはどうせごまかせるとタカをくくってフラフラ行く。

でもって、ワイン以外に「特別な毛ガニだぁ!!」などと言われて「特別」な食い物も出た。
しかし、どのように「特別」なのかもまったく理解できず、「うまいうまい」という言葉以外は慎重に選びながらただ食った。

かわいそうなことに、料理を出す側の「こだわり」は、まったく「猫に小判」。
ただ、食って、飲んで、世間話をした。

帰りに、「残飯捨ててよ」と言われて、残飯を押し付けられ帰った。

そこで哲学。
「ネコにも小判の価値はわかるが、本当の”お楽しみ”までは理解できない」

そういえば、「何か音楽を持ってきなさい」という命令に、ボジョレヌーボに合う選曲なんてことをして、CDを15枚ほど持参。

どれもこれも、名演&もう完璧にボジョレヌーボな選曲だったのに、参加者の誰も音楽のことなんてどうでも良くて食って飲むだけ。
結局、ここでもネコに小判(料理を出した人の悔しさがここでわかった!)。

翌日、家に帰って、良いステレオで聞きなおしをしましたよ。
音が出た瞬間、飲みなおしたくなりましたね・・。

んー、今度は、我が家で、旬のものを食いながら冷酒を飲むというのをやるか?
でも、結局、どんなステレオで聞かせても、誰も聞いちゃいないから毛ガニとポトフとパスタとサラダとパン同様の運命になるな・・。

【最近賞味したもの】

2006/11/22(水) 05:34

『プラダを着た悪魔』

「おお~、メルリ・ストリープが好演してそうじゃ?ん!」
と思って見た映画。
初日のため満席(あー、いやだ・・)

メルリ・ストリープはあいかわらず良い。
彼女の映画って何年ぶりと言えないくらい久しぶり。
でぇ、この人の技って凄すぎます・・。本当に、「技」という表現が合う。

しかし、映画はしょぼい。
んーー、まぁ、こういうハリウッド映画に「しょぼい」などと言い放つほうがバカなのは承知だけど、なんだかな~。

この映画見たら、地方在住&大忙し野郎の割には、今年は良い映画を見てきたな~と思ってしまった。
でぇ、そういう映画を見てきた人には辛いですよ・・・・・・・。
そんなこと言わずに楽しみたいけど、予定調和が進む様には、そうとしか言えなくなってしまう。

主役のアン・ハサウェイは、雰囲気がライザ・ミネリみたい。ゆえに高感度高い。また何か見てみたいな。

ところで、アメリカンドリームって結局ステレオタイプなスーパーマン願望なのかな?
主人公はOLで普通の人ってことだけど、クラーク・ケントなんだよな。
それで、悪役を倒す代わりに、ミランダ(M・ストリープ)の要求を高いレベルでこなす。

どうもこういうアメリカンドリームのあっけらかんとしたマンガには、日本人としてはついていけないのだよ。
そりゃ、恋の破局なども描かれているけど、基本的には、ウルトラマンのカラータイマーみたいなもんだもんな。

日本の大衆映画の構造が忠臣蔵から離れられないように、アメリカの大衆映画の構造はスーパーマンなのだ。
でも、そう考えると、スーパマンに同意できないと同様に、忠臣蔵にも同意できないわけで、ついていけない理由は日本人というよりも別のところにあるな・・。

いっそ、忠臣蔵VSスーパーマンでも見てみたいな。

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