【最近賞味したもの】

2006/11/22(水) 05:34

『プラダを着た悪魔』

「おお~、メルリ・ストリープが好演してそうじゃ?ん!」
と思って見た映画。
初日のため満席(あー、いやだ・・)

メルリ・ストリープはあいかわらず良い。
彼女の映画って何年ぶりと言えないくらい久しぶり。
でぇ、この人の技って凄すぎます・・。本当に、「技」という表現が合う。

しかし、映画はしょぼい。
んーー、まぁ、こういうハリウッド映画に「しょぼい」などと言い放つほうがバカなのは承知だけど、なんだかな~。

この映画見たら、地方在住&大忙し野郎の割には、今年は良い映画を見てきたな~と思ってしまった。
でぇ、そういう映画を見てきた人には辛いですよ・・・・・・・。
そんなこと言わずに楽しみたいけど、予定調和が進む様には、そうとしか言えなくなってしまう。

主役のアン・ハサウェイは、雰囲気がライザ・ミネリみたい。ゆえに高感度高い。また何か見てみたいな。

ところで、アメリカンドリームって結局ステレオタイプなスーパーマン願望なのかな?
主人公はOLで普通の人ってことだけど、クラーク・ケントなんだよな。
それで、悪役を倒す代わりに、ミランダ(M・ストリープ)の要求を高いレベルでこなす。

どうもこういうアメリカンドリームのあっけらかんとしたマンガには、日本人としてはついていけないのだよ。
そりゃ、恋の破局なども描かれているけど、基本的には、ウルトラマンのカラータイマーみたいなもんだもんな。

日本の大衆映画の構造が忠臣蔵から離れられないように、アメリカの大衆映画の構造はスーパーマンなのだ。
でも、そう考えると、スーパマンに同意できないと同様に、忠臣蔵にも同意できないわけで、ついていけない理由は日本人というよりも別のところにあるな・・。

いっそ、忠臣蔵VSスーパーマンでも見てみたいな。

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