日: 2006年11月14日
【無理に哲学】

2006/11/14(火) 05:35

力が抜ける・・。

『さおたけ屋・・・」がベストセラー以来、この手の題名が本屋に溢れている。
『ベンツ・・・」も同様で、ついでにこれも売れたので当然か・・・・・・・。

そんなわけで、こっちにもそんな本を出さないかという依頼が来る。
そんな話が来ると、
「それは、”さおたけ屋”の山田さんに任せておけばいいじゃない!」
って返事。

実は、今、フォレスト出版に出してある原稿の題名でも、この手の題名にならないか心配している。
まぁ、内容はまったくその手のものではないので、大丈夫と思っているけど、ちゃんとした題名のアイデアを出していないときに、出版社に題名を決められるとロクなことがない過去の経験がトラウマ。

そういえば、昨日伺った方の本も、「えー!?」って言いたくなるような企画になって某出版社から出版されていたっけ・・。

あまりコアになるのはいけない。それはわかる。
しかし、大衆狙いとはいえ、頭を使わない仕事ってどうなのか?
あまりにくだらなくて力が抜ける。

大きな声で、あの手の題名の本不買運動なんてのをやりたいよな。
そうしないと、仕事の質が落ちるばかり。
すでにTVのバラエティー番組並みだと思うね。

そこで哲学。
「一つの成功は、多くの陳腐を生む」

ところで、よく聞かれるので、小さな声でお答えしておきますが、私は『さおたけ屋・・』はバランスの取れた良い本だと思っています。文章もお上手ですよね。ただし、5分もかけてないので熟読ではありません。あしからず。

しかしなんだよな・・。
単に渋いお酒好きと軽いお酒好きという領域は完全に超えているよな。
こうして大橋巨泉はTVから去って、立川談志は「民衆嫌い!」と高座で叫び、北野武は、TVでは寝ている・・ということになっているのね。

まぁいいや。仕事仕事。
ここだけが、「均衡」探しの、そして目的地に決してたどり着かない旅だもんね。

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