【おすすめの本】

2004/03/09(火) 06:57

「字幕の中に人生」 戸田奈津子 (著)

「字幕の中に人生」戸田奈津子 (著) 白水社 ¥2,000

「戸田奈津子」という文字は、有名な文字の一つ。
その「文字」が話をした。 ボクにはそう思えた。
映画を見れば、かなりの割合で出会う文字「戸田奈津子」。

映画の翻訳は、どんな人がやっているのか興味があったので、

この「文字」が話をしてくれると言うだけで個人的には○な本。

意外だったのは戸田さんの出世作が「地獄の黙示録」だったこと。
もっと前からやっている人だと思っていたので、変な感じがした。
でも、その出世作が業界に入って20年目というのだからキャリアは長い。

「言葉」の格闘者には、いつも敬意を払ってしまうので、この本に出てくる戸田さんの字幕翻訳者としてのこだわりは大変興味深い。
そして、映画「チャンス」で戸田さんの字幕に惚れたものとしては、その一つ一つの解説が面白かった。

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