【ビジネス万有引力の法則】

2004/03/30(火) 04:41

ビジネスではどちらの思考が有効か?

本を出してから、質問がたくさん来ている。
とても答えられなくてそのままになっているが、少しメルマで答えようと思ってはいる。

ただ、最初からわかっていたことだけど、心が痛むことがある。
それは、読み手が読み手の論理で本を読むことである。
質問の80%は、この読み手の「勝手読み」から出る質問で答えようがない。
もしくは、「その答えは本に書いてあるので、もう一度読んでください。」としか言えない。

まぁ、本なんて、一旦世の中に出てしまえばそういうものである。
さらに、私はプロの書き手ではない。こう言うと、本を出した限りプロと言われそうだが、今の出版業界はそんな構造にはない。
だから、著者の力不足から通じないと言うのは当然にあるだろう。

しかし、そういう点を考慮しても、「どう考えてもこうは読めないでしょ!」という「勝手読み」は避けられない。

ポストモダンの潮流の心は、「世の中とは“私”が読み解くもの」と理解している。
これは正しい。
そして、人は見たいように世の中を見る。
世の中とはそういうものなのだ。

しかし、そうすると情報とは何なんだろうか?
情報があって、“私”があるわけはない。
そして、“私”があって情報があるわけでもない。

でも、世の中を見ていると、「私があって、情報がある」ということがそこら中で起きている。
そうすると、情報を得たことで成功する人はいないことになる。

成功するべき人がいて、その人がいるので情報があるのだ。
あらら、これを言ったらおしまいよ・・かな?

ただ、それはそれとして読み手には最低2種類の人がいることはわかってきた。
「構造で読む人」と「枝葉を読む人」。

そして、著者も二つに分かれることもわかってきた。
「構造で書く人」と「枝葉を書く人」。

「構造」の人が書いた本を「構造で読む人」が読むとマッチするけど、「枝葉で読む人」が読むと少しミスマッチが起きる。
逆もそう。
ちなみに、私は「構造で読む人」なので、「枝葉を書く人」の本が耐えられない場合がある。(当然、いつもではない)

今日の朝読んだ、あるビジネス本は許せなかったけど、確かにあれは「構造」では書かれていない。でも、アマゾンの書評を見れば、それなりに誉められたりしてるわけで、これは単なるミスマッチなのだ・・。(まぁ、それ以前の問題の時もあるけど・・。)

ビジネスでは、「枝葉の人」は必ず沈む。
本の世界では、どちらでもいいかもしれないが、ビジネスでは「枝葉の人」は生き残れない。 (経営者でなければいいけどね・・)
運はいつまでも続かないのだ・・。

そうそう、1冊目の本でこういう質問をもたっらので答えておこう。
「岡本さんは、貯めたお金をどうするつもりなんですか?」

正直、「ちゃんと本読んでね」と言いたいけど、こう聞く人の気持ちもわかる。
あまり大きな声では言いたくないけど、この方が意図する方向の答えをちょっとだけしておこう。

“だんなになりたい”と考えている。
これが私の夢である。まぁ、お金とはあまり関係ないかもしれないけど、でも関係あるでしょ。
なお、“だんな”と言われてわからない方は、もう少しビジネス以外のお勉強をお勧めする。

お金儲けなんて、底が浅いのだ・・。

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