【最近賞味したもの】
アンギラス(3)2007/04/11(水) 05:45
と言うわけで、こんな個人的な話題をどうして3日もひっぱているのかわかりませんが、アンジェラ・アキのコンサートのお話でした・・(ネタ切れもはなはだしい)。
いやいや、今の若いミュージシャンには驚きます。
歌はうまい。ピアノも旨い(本当に、タッチがキース・ジャレットだと思うよ!)。でぇ、それだけじゃない、音楽の情報量。
ちゃんと大衆受けをねらいながら、おはずしになるヤリ口も好感。
ずいぶん、引き出しの多いミュージシャンですわ・・・・・・。
70年代のイーノのようなピアノのフレーズで、バラード歌ったりとかもするんだもん。あの感性は凄い!!
ピンクのハンカチを会場の一部ファンが、それも男が・・・・・、彼女の歌に合わせて振っているのには、さすがにビビリましたが、とても良いコンサートでありました。
と言うことで、子供が聞く音楽にも偏見なしで付き合う大切さを知りました。
ただし、コンサート会場で買ったCDは、コンサートでの魅力をほとんど伝えていないアルバムだと思いましたよ。
アレンジが過剰で彼女の魅力が半減。ライブでやったような意外性が皆無。とっても普通のポピュラーアルバムでした(のぞく「宇宙」って曲)。
コンサート行かなきゃ、どこかで聞いても、まったく興味持てなかったですな。
何でも、直接体験だな・・と痛感。
ところで、ラジオのDJが言ってた「ビョークみたい・・」というのは何だったのでしょう?
コンサート中、彼女からビョークを感じることは一度もありませんでしたよ。
マス情報ってのは、本当に無責任よね。
キースジャレットというのは言い得てますね。
しかし初めて彼女の曲(たぶん前のアルバム)を聴いたときは(料理屋でかかっていた)昔のサンデイズとかあるいはフェアグラウンド・アトラクションとか、そんな印象を受け、店の人に聞いたらアンジェラ・アキだというので、驚いた覚えがあります。どうもヴィジュアルから受ける印象がアメリカ人らしくバタくさい(?)ので、音楽のセンシティブさとギャップがあるのかも?と思います。でもだんだん存在が浸透してきてるので、そんな違和感も無くなってきました。新しく市民権を獲得するミュージシャンには多かれ少なかれそんなところがありますね・・。