【最近賞味したもの】
2007/05/31(木) 05:21
『バベル』
期待度ゼロ。
しかし、良かった。
人の愚かさを描くために、少々無理を感じる部分もあったけれど、ご愛敬。人は、愚かになると、信じられないくらい愚かになるものなのだ。
そうした人の愚かさを、独特のリズムで描くカメラ。そして、サントラ。とても気持ちがよい。
話題作は期待しないクセがついているので出来の良さに戸惑いを覚える。そんな自分の素直でない性格を感じながら、恐れ入りました・・と思った。
とりあえず、本年の個人的お好みで『マリーアントワネット』に次ぐ作品。
全てが連鎖。
人生も連鎖。
そこには微塵の隙間もない。
そして、一枚の紙が次の連鎖を生む。
閉ざされた世界は、実は大きく開いていて、時には破綻を呼び、同時に信頼も生む。
取り戻せないもの。そして、取り戻せるもの。
取り戻せたものはあり。
取り戻せなかったものもある。
そして、取り戻すことが決してできないものが冷徹にある。
時は動いている・・・。
【苦しめTAROお仕事LIVE】
2007/05/30(水) 05:31
悲惨な体験(業務連絡)
成功事例と悲惨な体験のどちらが役に立つか?
そりゃ、どっちもでしょう。
この間、セミナー参加の一部の方々とお酒を飲んでいたら、悲惨な体験の自慢大会に話が移行。
そのうちに、悲惨な体験の投稿を集めて、最優秀の人に賞をあげようという話に・・・。
すでに、参加する人が5人ほどいるので、秋くらいを目処にニュースレター上ではじめます。
参加希望の方は、今から悲惨な体験をたくさんしておいてください。
ちなみに、最近は、悲惨な体験時の対応の相談が圧倒的に多いので、たくさんに人の顔が浮かぶな~。
【苦しめTAROお仕事LIVE】
2007/05/29(火) 05:07
ひさびさ、セミナー
昨日は、『困った人たち対応セミナー』の一回目だった。
会場に行って気づいたけれど、100名以上の方々に参加いただくセミナーは、2003年以来。なんと4年ぶりなのであった。
今回も別に100名以上の方々に参加いただくつもりなどなく、結果的にそうなっただけ。
しかし、こういうテーマに人が集まるようになったのは時代だ。まだ、敏感な一部の方々の反応だとは思うけれど、このテーマの重要性がわかっているセンスの良い人が多いのに驚く。
ところで、多くても30名くらいの方々相手にじっくりゆっくりの対応をしているのに慣れすぎて、約130名の方々を前にしたらずいぶん戸惑った。
後ろの方の空気がわからない。端っこの方の空気もわからない。
「あらら、かなり感覚が鈍ってきたな~」と思った。
どうも、気づかないうちに、居心地の良いところにいてしまったらしい・・。
今回はオープニングと1時間の対談だけがワタシの出番。だから、まだよかったけれど、こりゃ感覚戻さないといけないな・・・。
と思いながらも、現在はあまり大きく何かをやる気分にはない。
どうしても、やることがコア向きになる傾向があるので、100名以上向けコンテンツというのが馴染まない。
でも、そろそろ時期なのでしょうか?
ワタシの手元には、なぜか比較的人数が多い向けのコンテンツが2つ。
というわけで、またやるかもしれません(気が変わらなければ・・)
まぁ、その前に『困った・・・セミナー』の残り3回が先ね。
このセミナーは、内容が地味ではありますが、知っている人と知らない人の差は一気につきますね。
すでに、当社および一部お客様で静かに経験済みなので、ここで100人以上が知ることになるのは意味がありますね。
【無理に哲学】
2007/05/28(月) 08:29
運動会と哲学
一年に一度の運動会。
村の運動会は人数が少なくてピクニックみたいな感じである。
一年に一回、比較的お父さんになれるのは、この時だったりもする。
運動会の必需品は、難しい本。
大音量のノン気な音楽を聞きながら読みふけるのが快感だ。
そして、時々、子供の応援と撮影と親子種目の出場をこなす。
このギャップがいい。
特に、今回は前日に六本木まで20分ほどかけて走っていたので、街を走る感覚と緑だらけの村の風景とのギャップも気持ちがいい。
そこで太陽の中で哲学。
「運動会の会場で読むベルクソンは浸みる」
ベルクソンのところには、サルトルやニーチェや西田幾多郎や数々の偉人や音楽家や映画監督などが入っても可です。
かなめは、難しい本は、こういう時に読みましょうと言いたいだけでした。
こうして、今年の運動会も終わった。
本は赤線だらけだな・・。充実。
【無理に哲学】
2007/05/25(金) 05:35
無目的
朝、東京の街中を無目的に走ってみる。
気持ちがよい。
最近、カラダを痛めているので、ゆっくりゆっくり。
東京の最高の醍醐味は、道と景色。
一本の道が意外なところに通じていて、景色も意外性が多い。
これが歴史よね。
歴史のある町が面白いのはこういうところ。
私が住む村は古墳だらけ。
東京よりも歴史は長い。
大昔は東京よりも発展していたかもしれない。
でも、どこかで止まった。
当然だけど、今も止まっている。
だから、自然の美しさや山遊びの楽しさはあるけれど、知的興奮はない。
東京散歩は、カラダとアタマに興奮があるのよね。
ところで、そろそろ歩こうと決めて、走るのをやめる地点を決めたら、突然疲れがやってきた。
そこでヘーヘー言いながら哲学
「止まるところを決めると急に余裕がなくなる」
「あの信号をゴール」なんて決めたら、急に息が上がる。
「あとちょっと」と思ったら、急に足が重くなる。
目標を決めると楽しめなくなるのだ。
【TAROの日記】
2007/05/24(木) 08:29
んーーーーー。
『まーけ塾」参加のみなみなさまと書斎で飲み会。
それなりのワインを14本ほど用意&それなりのツマミもそれなりに用意して、さらに各自がお持ちになったそれなりのツマミも揃って、なんのウンチクもないまま飲む。とにかく飲む。
んー、宴会はやはりビールにかぎる・・。
1979年のラフィットを味噌汁を飲んだ後の茶碗で飲む奴までいる。
んー、宴会はやはりビールにかぎる・・。
なんだかんだと言って、にぎりめしが一番売れた。
んー、宴会はやはりビールにかぎる・・。
さて、今日も東京は暑いかな?
【無理に哲学】
2007/05/23(水) 05:32
『コンパクトディスク』
えー、評判の悪い音楽話が続きます。
今頃になって、PIL(パブリック・イメージ・リミテッド)の『コンパクト・ディスク』を聞く。
こんなアルバムが出てることさえ知らなかった。発売当時は『LP』という題名だったそうな・・。ジョン・ライドンは、あいかわらず人を食っている。
当然でありますが、まったく期待することなくヘッドフォンで聞いてみる。
まぁ、時代も違うし、今頃聞いてもね・・・・・・・。
ところが、これが凄い!!
キース・レビンがいないと思われる状況下で、「なるほど、こう来たの!」と唸ってしまった。
ベースが辞めたらベースレスでアルバム1枚作ってしまったり、マイナス要因も全部利用する強かさ。本当に凄い。
そこで、朝から大音量でPILを聞きながら哲学
「フラフラしてれば、人生なんてカンタンなのかもしれない」
しかし、いついちゃうんだよねー。
この頃のジョン・ライドンは、いつかない(と言っても、その後、いついちゃうんだけど・・)。
自分なんてなくて環境だけがある。
環境をどう料理するかだけを考えていたように見える。
そうなんだな。環境をどう料理するかなのよ。
ちなみに、ツェッペリン・ファンに聞いてもらいたい
【最近賞味したもの】
2007/05/22(火) 05:44
YMO?(ヒューマン・オーディオ・スポンジ)
チケット争奪戦となったヒューマン・オーディオ・スポンジ(HAS)。
実体がYMOだから当然よね。何年ぶり?
しかし、実体はYMOではありませんでした。
それは、マンマのスケッチショウ+坂本龍一。
きっと、初期YMOを期待していた人には辛かったな・・(実際、前の外人さん達は途中で帰って行った)。
一応、初期YMOはライディーンだけやったけど、アレンジはこのコンサートを象徴するようなアレンジだった。
アンコール前2曲もスケッチショウの代表曲。
あいかわらず、聴衆を裏切るお姿に後光が差していました。
大活躍は、高田漣(レンという漢字は違うけど雰囲気で)。
いいミュージシャンになったよなー。
今の日本のロックって、彼なしでは語れなくなった(最近、CMに出てるんですって?)。昔の矢口みたいだ・・。
細野晴臣のベースも良かった。なんだか昔のパンナムの匂いを感じたのは私だけではないでしょう。
と言うことで、こっちから見てると、スケッチショウVS高田漣だった。
そして、ゲストが坂本龍一。彼は、いただけに見えたよな。
エントロピーを少なく、しかし、もの凄い情報量と質感。
こりゃ、玄人な世界だは・・。
YMOを期待してきた多くの人たちは、どんなことを感じたのかな?
【無理に哲学】
2007/05/21(月) 08:30
三日酔い
ハシゴはしない主義である。
しかし、そういうことをするような成り行きというのはあるらしい。
焼鳥屋で飲んでいたときに、乱入してきた一人の男が「ボクの店!」と親切に言いながら3軒連れ回してくれた。
結局、帰ったら夜中の2時。
最後の店では、ドンペリが3本開いていた。
一体、いくらかかったんだろー。
ひどい状態には、マンションで気づく。
すぐにトイレでゲー。
そして、翌日もアウト。
その次の日もアウト。
こんな経験は人生で初めて・・。
そして、連日仕事にならない。
仕事は大量にたまっている。ピンチーーーーーーだよーーん!
しかし、こんな状態で飲んでたのが1982年もののシャンベルタンだったり、2000年モノのモレ・サン・ドニの1級畑(レ・ミランド)だったりした。
酒屋で買っても、1本3万円とか2万円する代物達だよ。
何だか、うつろに場面を思い出すと酒に申し訳ない。
1999年のドンペリなんて、飲み頃がまだなのにねー。
そこで、いまだ体調不良の状況で哲学。
「終わってみたら、何が楽しかったんだろーというものは多い」
ちなみに、翌日は羽田空港のトイレで吐いていました(2時ころ)。
そうそう、それはそれとして、良いお酒を大量にごちそういただきまして感謝でございます。
体を壊すのは、自分が悪い。
【無理に哲学】
2007/05/18(金) 05:51
どうでもいいこと
ホームセンターで野外用のイスとテーブルを買う。
売れ残りで安かったが、凄く作りの良いものでお買い得だった。
お店のお兄ちゃんに「ちょうだい」と言うと、「配達料が2000円かかります」と言う。
「はいよ!」と返事をしてからのおにいちゃんが許せない。
「これは、2トントラックで二人の人間で運ばなくてはならなくて・・・・」
「ウルセー、オレハ、”了解した”ト言ッタンダカラ、オマエラの段取リヤ都合ナンテ聞カナクテモイインダヨ。”ドウシテ、2000円モスルノ?”ト聞カレテモイナイノニ、ナンナンダ。ソンナコトヨリ早ク手続キシロ」
と思った。
家に帰ると、玄関に若いお兄さんが立っていた。
「なにしてんるんだろ?」
と思って顔を見ると、
「私は○○株式会社の△△と言いまして・・・」
「何の用?」
と聞くと、
「実は、ご近所でご家族が在宅されていらっしゃるお宅がこちらだけで・・・」
「ダ・カ・ラ、何の用?」(ちょっと強く)
「えー、ご主人は私を誤解されています」
「誤解も了解も何にもしてない。好きでも嫌いでもない。何んの用か聞いているだけ。早く言って」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セールスマンは帰って行った。
そこで哲学。
「自分の都合と人の都合。いつも都合は対立する」
んー、自分も「都合」のおしつけってしてるよな・・。
マーケティングなんて「都合」だけじゃん。
ここが世の中の辛いところであり、解決方向なんだよな。
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