月: 2008年2月
【TAROの日記】

2008/02/29(金) 04:06

どうして若くなっているのか?5

ってことで、今は非おじさん(非おばさん)運動の時代です。
でも、みんなで若くなっちゃうと、「若い」というのは所詮比較から生まれる言葉なので、おじさんの人もいます。そして、そこが重要。

これからの時代、おじさんは重要です。

「保護P」が少ない人が多い時代には貴重な存在です。

豊臣秀吉は、そんな「保護P」が少ない人が多い時代に、「保護P」が多くて天下を取りました。
いつの時代も少数って有利なんですね。

えー、まったく意図していませんでしたが、「おじさん、がんばれ!」というのが、結論です。
おじさんは、この沈み行く日本を助ける重要な存在です。
そして、この殺伐とした世の中の救いの存在です。

若く見えるおじさんよりも、おじさんらしいおじさんが正しい・・。
絶対にそうなのです。

「自己愛」の時代。おじさんは若くなります。
戦国時代もそうでした。
幕末もきっとそうだったんでしょう。明治維新だって、結局、自己愛の産物です(きっと・・)。

そんな「自己愛」が頂点にある。それが今です。

若いおじさんは、自己愛の塊です。

スティングなんて、筋肉オタクですから、いつも鏡見てるんでしょうね(逆に、アンディー・サマーズにはそういう性格的な方向はまったくなさそうです)。

実は、ずいぶん、わかりやすい時代ってことかな?

さて、そんな自己愛社会の頂点が今です。
それは次の時代の兆しです。

まぁー、それはそれとして、おじさんが若くなる。そういう生存に関係ないことが人々の興味の大半を占める時代が来るとは、マルクスも釈迦も孔子もびっくりですよね。

えー、ということで、結論らしくない結論を半端にかかげたまま今週も終わります。

【TAROの日記】

2008/02/28(木) 05:05

どうして若くなっているのか?4

明治時代に生きていないのでよくわからないけれど、明治時代のおじさんって江戸時代から見ると若かったんじゃないかな?

例えば、『福翁自伝』を読んでると、福沢諭吉っていかにも・・・でしょう。
『高橋是清自伝』を読んでいても、そう思う。

諭吉の婿の福沢桃助なんて、なおさらでしょ(会ったことないからわからないけど・・)。
松永安左エ門なんて、名前に騙されちゃいけません!

確かに、彼らは髪は染めていなかったでしょう。
でもね、オシャレだった・・。

あれ、オシャレで思いついたんだけど、戦国時代もそうだよな。

「カブク」とか「バサラ」なんて言葉があったわけでしょ。

あれあれ、そう考えると、人類は、若くなるというベクトルを絶えず歩いているだけ?

いやいや、そうは言い切れないな。
だって、幕末前史の登場人物って結構おじさんでしょ。
いきなりですが、ガンジーもおじさんだよな。

おじさんと非おじさんの循環運動があるのかな?

でぇ、昭和は、おじさん運動の時代だった。
逆に、平成は非おじさん運動の時代というわけ。

明治時代と大正時代も非おじさん運動の時代ね。

江戸時代は、田沼時代は明らかに非おじさん運動だよね。

おおおおおおお、こんな歴史観って過去にないぞー。

もし、これを分析したら、ワタシは嚆矢だーーーぁ(意味ないけど・・)

ってところまで話が展開(?)して、明日は最後です。

【TAROの日記】

2008/02/27(水) 05:04

どうして若くなっているのか?3

子供のままでも生きていけてしまう世の中は、おじさんを若くし、子供を子供のままにし、思春期を遅らせ、世の中から多くのイニシエーションを奪ってしまっている・・・なんてことを昨日は一応書いたつもりなのですが、例外があるんですよねー。

それが、正しいおじさんであります。

まぁ、心の中は子供なのかもしれないけれど、とりあえず、外見がおじさんなのだ。

そういえば、当社にも、若干一名、おじさんがいた。
昨年、退職したので、今は、おじさんがいない。

でぇ、彼がいた場面といない場面を考えてみると、トトロが1匹いなくなった・・という感じかな?

抱っこしたくなる存在がいなくなったってこと。
もう少し言葉を変えると、”安心”ということでしょうか?

昔のおじさんの役目の一つは”安心感”だったと思うんだよな。
だから、若いおじさんというのは、”安心感”の対極にある。
ミック・ジャガーにもスティングにも加藤和彦にも安心感なんて感じないでしょ。

父という存在もそうだったよな。
大黒柱という表現があったくらいです。

だから、今、私という父親は、子供から”安心感”とか”大黒柱”なんていう位置にはいないと思う。

TA的に言うと「保護P」の強い人が減ったんだろうな・・。

昔も今も、保護的な要素が強い人に名経営者が多いと思うんだけど、でもでも、明治時代の名経営者には、そうじゃない人が多いでしょう。

んー、待てよ。

確かに、生存の恐怖がなくなったことが、いつまでも私たちを子供にしているとは思うけど、それだけじゃないな・・。

なるほど、明治時代かーーーーぁ。

【TAROの日記】

2008/02/26(火) 05:02

どうして若くなっているのか?2

考えてみると、私も頭を染めている。
スティングを見て、「あ、この髪型、してみたい・・」とも思った。

46歳である。

昔の46歳は、こんなこと考えなかったはずだ。

私が10歳の頃、私の父は46歳だった。
父は、いつも鉢巻をして腹巻をしていた(あれ?バカボンのパパじゃん!)
それが、正しい日本のおじさんだったのだ。

今の私は、父の時代だと30歳代の雰囲気もないだろう(と思う)。

理由の一つは、明らか。

生きるのが楽になったのだ。

こういう言い方は誤解を生むかもしれないが、基本的に楽になったのだ。
どう考えても、昔よりも生存の恐怖がない。そういう世の中なのだ(目先をだけでみたらという前提でね・・)。

ガキも大人になる必要ない。
大人にならなくても生きていけてしまうのだから・・。

ひきこもり・・という現象(あえて、「現象」と表現しておきます)もそう。
それどころか、ひきこもって、一日中、面白いプログラムを作ったり、相場を張っているような人のほうが稼いじゃっている例もあったりする。

人は、生きていけないことをあえてやったりはしないでしょう。

ただ、逆もある。
今でも、正しいおじさんっている。

私よりも年が下なのに、「どうして、あなたはそこまでおじさんなんですか?」という人もいるのだ。

あれはどうしてなんだろう?

【TAROの日記】

2008/02/25(月) 05:01

どうして若くなっているのか?1

ポリスのコンサートに行く。
3ピースバンドの再結成。アンディー・サマーズにいたっては65歳。
大丈夫なんかい?という疑心暗鬼は、はじまる直前まであったけれど、それはスチュアート・コープランドのドラムの音一発で吹っ飛んだ!!

それにしてもスティング。
確かに、音程を下げて歌ったものもあったけれど、なんちゅー声なのだ・・。
とにかくカッコがよろしい。
筋肉オタクな毎日らしいが、本当にニクタイビ?でもある。

でぇ、コンサート当日、加藤和彦を見る。
アリーナ入り口に立っていたのだけど、あまりの若さにびっくり。そして、スマート。とても60歳過ぎには見えない

明らかに、おじさん達は若くなっている(おばさんもかな?)。

こうした有名人だけではない。

明らかに、先進国の人類は若くなっている。

どうしてなんでしょ?

・・・・・・ってなことをフラフラと考えてみましょうかね。

【TAROの日記】

2008/02/22(金) 05:19

無貯蓄世帯の増加5

「大磯小磯」の記事に触発されてダラダラ書いてきましたが、本日、まとまらぬままに終わりにします。

現在、フローという大きなストックが目の前に現れた時代ではないか?と私は思います。
サイババがビブーティを空中から出すような無限エネルギーが目の前に現れつつあるのでしょう(言っておきますが、サイババがインチキなのは承知しています)。

そして、その空間へのアクセスは第三国と言われる国々でも起きています。

資本主義を動かす動力は、貯蓄であったわけですが、資本主義以前の世界で交換を保障した動力は、貯蓄とは反対のベクトルのものでした。

先住民族の交換の慣習は、クラ交換を代表に、交換に全人生を奉げるようなものです。資本主義を経験した私たちには理解不能な世界ですが、そうした無償の交換が人類の交易の中で重要な位置を占めていたことは多くの研究から明らかなことです。

どうも、資本主義の変質は、そんな感じで起こるのかな?という気配を感じます。

「貯蓄が出来ない」という現実は確かにあるでしょう。
しかし、「あえて、やらない」というものも現れてきている可能性がある。
そうしたことが可能になった・・。そういう時代の入り口にいるという仮説。

私はそんな仮説で世の中を見てみようと思っています。

【TAROの日記】

2008/02/21(木) 05:19

無貯蓄世帯の増加4

バグラデッシュが豊かになり始めている・・という事実。
2006年の一人当たり栄養摂取量が1946年とほぼ同じ・・という事実。

この2つの事実は個人的にとても興味のある事実だったりする。

私の個人的な考えをここで書く気はない(まぁ、セミナーなどで話しているので、聞いている人はいますが・・)。

ここでは、この事実をボーと眺めていたいな・・と思うだけなのだけど、この事実2つと「大磯小磯」の記事の中の「一般の家計が高貯蓄、すなわち金銭上の大きなゆとりを持つことが難しい時代が到来したこと表している」って言う表現が重ならないんだよなーぁ。
人類は、短い期間で見れば、明らかに、人類最大の悩みを克服しつつあるんでないかい?
あの仏陀でさえ、最大の悩みと言ったメシの問題が解決しているのだ(あくまでも短い目で見たらね・・)。

そんな雰囲気の中で、「大磯小磯」だけが「一般の家計が高貯蓄、すなわち金銭上の大きなゆとりを持つことが難しい時代が到来したこと表している」と表現しているのは、なんだか間抜けに見えるのだけどどうでしょう?

在日のブラジル人が、一戸だての家を建てる時代です。
正直、日本はなんでもできる。

そう思うのだけど、どうでしょう?

【TAROの日記】

2008/02/20(水) 05:18

無貯蓄世帯の増加3

ところで、この間、退職するスタッフとメシを食いに行った。
最後なので、旨いメシを食わせてやろーと連れて行ったけど、まずかった。
すごーく、まずかった。
さらに、店員の態度は最低だった。

さらにさらに、、ワインのリストは充実してたけど、こっちに選ばせてくれない上に、勝手に選んだワインの説明もないときたもんだ。いいかげんにしろよ!!!!(ちなみに、コ○○○○ホテルのフランス料理屋です。もう絶対に行かねー)

そんな腹立たしい店に行った翌週、居酒屋に7人で行った。
久しぶりに会ったので、私が勘定をした。

払うときに、「えー、なんでこんなに安いのー」と思った。
「先週2人で食ったアレはなんだったんだ・・」とも思った。

こうして、岡本の「消費」は、また一つの壁を越えてしまった可能性がある・・。
確かに、こうしたジワジワが「消費」の価値関数を低減させ、いわゆる「マヒする・・」を常態化させるのでしょう。恐ろしい・・。

でも、世の中には、まずは自己重要観を上げるために、服や泊まるところを高級にして・・という無責任な論もある。こういうことを言う人は、収入は支出についてくると言うわけね。

たとえば、もし証明できたらノーベル賞もののこうした考え方を信奉している人が高額所得者にたくさんいたら、どうなるだろー?

当然、貯蓄なんてしませんな・・。

そして、「大磯小磯」の「”高額所得層”でも従前の消費水準の維持が困難となり、貯蓄のない世帯が増えている」とは言い切れなくなりますなー。

それどころか、こうした高額所得者の中には借金が多い人もいるわけで・・。

それを、単純な「消費像」からだけ、物語を描くのは無理があると思うのですがどうでしょう。
基本的に、人は「未来はもっとよくなる」と思えなきゃ消費なんてできないものね・・。

【TAROの日記】

2008/02/19(火) 05:16

無貯蓄世帯の増加2

一般的には「マヒする・・」という表現で使われることは、行動経済学がアスペクト理論などで説明していることだったりもする。その「マヒする・・」ということが高額所得者をも無貯蓄にしているという「大磯小磯」の主張は本当だろうか?

確かに、一杯目のビールが一番旨い!のはその通りで、最近、ワインにはまっている私はビールさえ飲まなくなった。
この間、仲間と居酒屋に行ったら飲むものが焼酎しかなくて、みんなと別れてからホテルのラウンジでグラスワインを一杯やった・・。
昔なら、最初のビール一杯を「プハー」って飲んでいたのに、どういうことでしょう?

でぇ、こんな「マヒする・・」が、どんどん自分を貧乏にするという話だよな。
確かに、収入よりも支出が多ければそうなる。でも、そんなことは昔からそう。だから現在の状況の説明になっていない(と思う)。

それに、貯金と言う行動にも「マヒする・・」(=「価値関数」の呪縛)は起こる。
最初は10万円でも貯めれば、うれしい。でも、着実に貯金をしていると、そのうち100万円でも「んー、あんまりできなかったなーぁ」って思うことが起こる。

つまり、消費だけではなく、貯蓄にも「マヒする・・」は起こるし、収入にも起こる。
だから、消費だけ「マヒする・・」を適用することに少ししっくりこないものを感じる。
ってことで、「大磯小磯」の記事が、高額所得者の無貯蓄を「消費」だけのせいにしているのには違和感なのだった・・。

【TAROの日記】

2008/02/18(月) 05:15

無貯蓄世帯の増加1

2月9日の日経新聞「大磯小磯」では、無貯蓄世帯の増加を話題にしていた。

「無貯蓄世帯」の増加というと、低所得者などの「できない」人たちの無貯蓄が問題になるが、ここでは高額所得者の無貯蓄も話題にしている。

この記事での著者「真和」さんは、「高額所得層」でも従前の消費水準の維持が困難となり、貯蓄のない世帯が増えている」と書いている。
果たしてそうなのだろうか?

そして、「一般の家計が高貯蓄、すなわち金銭上の大きなゆとりを持つことが難しい時代が到来したこと表している」と書いてある。
本当にそうなのだろうか?

と思ったので、今週はこの話題について、フラフラ書きます。

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