日: 2008年2月13日
【苦しめTAROお仕事LIVE】

2008/02/13(水) 05:12

フォトリーディングをやめたので・・2

「速読」ということで、みなさまが期待されることって、案外、都合の良いことなんですよね。

「早く、楽に、何でも!」

だいたい、こういうイメージでいらっしゃいます。

まぁ、冷静に考えればあり得ない話ですよね。
超能力でもあるまいし、自分の既存の知識を無視して読書力を飛躍的に上げることなんてあり得ません。

セミナーでは、「医学大全」を例に挙げて、いくら速読ができても、私には医学の知識がゼロなので「医学大全」はわからない・・などと言っていましたが、ここは速読などと対峙するときに非常に重要な態度です。

「楽」もそう。
今までの能力のままで速く読もうというのですから楽なわけはない(これは、今回、思いつきでやった「古典3冊読破セミナー」で思い知った方々多数だと思います)。

ここら辺の誤解は大きいですよね~。

「速読」は「速」しか言っていないのです・・。

でも、こうした誤解は非常に現代的ですね。
それは、私たちが子供の頃、ウルトラマンにあこがれ、仮面ライダーのように変身しようとした態度と似ています。
まぁ、だれでも「へんしんー」と叫んだだけで無敵になれればこんなに良いことはありませんものね。

「速読」なんて昔からある技術です。
別に新しいものではありません。

フォトリーディングもそう。
セミナーでもお話ししましたが、その一つ一つは昔の技術です(それもほとんどが東洋の技術です)。

それは、「へんしん」願望の道具ではなく、とても足に地の着いた技術です。

この誤解を解くのがセミナーの中では結構大きな材料でした。
本当はそうしたことは必要ないはずなのですが、それが時代ですね。

どうも正論が正論のままでは通らなくなっている。でも、言い方さえ間違わなければみんな正論に納得する。そんな要素が速読の中にあったなーと思います。ここって重要な点ではないですかね・・?

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