【TAROの日記】
出版社の功罪12008/02/04(月) 05:21
『エコノミスト』1/29号の永江朗さんの連載「出版業界事情」は非常に共感する。
しかし、その話の材料になったのが知人の本のため胸の痛い思いもした。
材料は古市幸雄さんの『朝30分続けなさい!』。
マガジンハウス社からでたベストセラー『1日30分続けなさい!』と装丁がまったく一緒という指摘である。
同じ装丁でも出版社が同じなのであれば了解できるのだが、『朝の・・』の出版社はアスコム。
そして、永江さんはこう書いている。
「アスコムと著者がやったのは、売れた『1日」への便乗である」
実は、私は著者から聞いている。
「あの装丁は、どうも・・・・」というグチをだ。
確かに、アスコムの暴挙を止められなかった著者にも責任があるといえばそれまでだが、現実には著者には出版社を止めることはできないことが多い。
ところが、事情を知らない人は、著者も断罪する。
ここに、著者のリスクが大きくなっていることを実感。
私は、好きに言う方だけど、それでも出版社の暴走は止められないことが多い。
実は、私たちレベルの力のない著者は、1冊出すことに傷ついている。この方が真実の場合が多いと思う。
(つづく)
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