【TAROの日記】
出版社の功罪22008/02/05(火) 05:33
私の最近の著書『稼ぐ超思考法』における「カリスマコンサルタント」という表示にも著者の意向はない。
当然だが、「こんなことされては困る」と抗議もしている。
それでも、出ちゃったので、無料音声で、そんな可哀想な自分を自虐的にからかったりもしている。
本の装丁も同様で、売れている本に便乗していることに大きく抵抗したが、単にドーナッツを加えられるというだけで終わった。
そして、そうした仕事から生まれる本に対する印象のリスクは著者の方が負うということなのだろう。
しかし、出版には最初から呉越同舟的なところはある。
出版社は1冊でも多く売りたいというのは当たり前のこと。そして、その売りたい思考は、芸能プロダクションと音楽志向の強いミュージシャンの関係と同じように相対立するものだ。
残念ながら、私が個人的に評価する出版社はどこも弱小。
よい本を出しているのだが、そういう出版社の本は横積みされることはマレ。
著者としても、増刷はかからないよりかかった方がいい。
だから、そうした好きな出版社から本を出してみたいと思う気持ちはあるが、だいたいそれは思いだけでなかなか実行までには至らない。
つまり、1冊出すことに傷つく著者も自業自得なのだ。
(つづく)
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