【TAROの日記】

2008/02/06(水) 05:41

出版社の功罪3

今年、イッセー尾形の相棒である森田雄三さんの本を読んで思った。

あの二人は、一人芝居のために土方でお金を稼いでいた。
森田さんは、それで足を失った。

ムーンライダーズもそうである。
ロックバンドでありながらアグネスチャンのバックをはじたことをスタートに、副業をこなしながらバンドを続ける。
今では、CMや歌謡曲への楽曲提供、プロデュース、アレンジ、スタジオミュージシャンとしてなくてはならない存在。副業の方が間違いなくメインになっている(それでも、今年も新譜を出すそうですね。楽しみにしています。しかし、昨年暮れのライブ二日目には、私は文句が言いたいです)。
そして、バンドは日本で最長寿のバンドながら若者にもファンが多いカルトな存在としてがんばっている。

ちなみに、彼らは過去に売れるチャンスがあった。
しかし、レコード会社の提案をあっさり拒否。
あの時、売れていたら間違いなく今の彼らはないだろう。

さて、このように考えてみると、自分も目先のこと置いておいて、ちゃんと考えなくちゃと思う。
だって、お金のリスクは出版社にあるだろうけど、私たちには名前を失うリスクがあるんだもんね。

                 (つづく)

「出版社の功罪3」へのコメント(0件)
  1. リスク
    >だって、お金のリスクは出版社にあるだろうけど、私たちには名前を失うリスクがあるんだもんね。
    恐れ入りました。
    この対比には、脱帽です。
    これほどコトの真実を突いている視点を知らない。

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