【TAROの日記】
無貯蓄世帯の増加52008/02/22(金) 05:19
「大磯小磯」の記事に触発されてダラダラ書いてきましたが、本日、まとまらぬままに終わりにします。
現在、フローという大きなストックが目の前に現れた時代ではないか?と私は思います。
サイババがビブーティを空中から出すような無限エネルギーが目の前に現れつつあるのでしょう(言っておきますが、サイババがインチキなのは承知しています)。
そして、その空間へのアクセスは第三国と言われる国々でも起きています。
資本主義を動かす動力は、貯蓄であったわけですが、資本主義以前の世界で交換を保障した動力は、貯蓄とは反対のベクトルのものでした。
先住民族の交換の慣習は、クラ交換を代表に、交換に全人生を奉げるようなものです。資本主義を経験した私たちには理解不能な世界ですが、そうした無償の交換が人類の交易の中で重要な位置を占めていたことは多くの研究から明らかなことです。
どうも、資本主義の変質は、そんな感じで起こるのかな?という気配を感じます。
「貯蓄が出来ない」という現実は確かにあるでしょう。
しかし、「あえて、やらない」というものも現れてきている可能性がある。
そうしたことが可能になった・・。そういう時代の入り口にいるという仮説。
私はそんな仮説で世の中を見てみようと思っています。