月: 2009年10月
【無理に哲学】

2009/10/30(金) 04:46

『間借人』

『ロジャー(間借人)』

  デビット・ボーイの12thアルバムのタイトル

**********************

『ヒーローズ』というタイトルの次のアルバムがこれ。
憎いネーミングです。

ヒーローズ・ジャーニーは”帰還”で終わるわけだけど、
ポスト・ヒーローズ・ジャーニーって、

やっぱり、”間借人”でしょ。

ヒーローなんて旅が終われば、それに気づくだけのものです・・
なんて達観してはいけませんね。
これは好き嫌いの問題ですね。

私は、”しょせん間借人!”というアイデンティティーが好きですね。
しゃべっている言葉でさえ、全部人のものなのだから・・。

【無理に哲学】

2009/10/29(木) 04:47

職業

生きるための職業は、

魂の生活と一致するものを選ぶことを

第一とする。

然らざれば全然魂と関係のないことを選んで、

職業の量を極小に制限することが

賢い方法である。

魂を弄び、

魂を汚し、

魂を売り、

魂を堕落させる職業は

最も恐ろしい

       阿部次郎『三太郎の日記』より

*******************

大正昭和期の青春のバイブル。
学生ならば、みんなが読んだという本の一節ですが、
どうなんでしょう?

言っていることは間違いないですが、
実際、この言葉の通り大正時代を生きたらどうなったか?
それは別の話です。

11月13日発売の私の新刊の後書きには、
選択肢を留保した人たちの運命について少々触れています。

魂を売るかどうかは、全て、その人の姿勢が決めることでしょうね。

【苦しめTAROお仕事LIVE】

2009/10/28(水) 05:58

久々に、連絡事項でも・・。

一昨年前に、古典のセミナーをやりましたが、
アレの続編を計画しています。

今度は、「時代を読む重要本を貪る」みたいなテーマです。

いよいよ時代は大きく動き出しました。

気づいている人には、当たり前のことですが、
この微妙な雰囲気をどう伝えるか?と考えたら、
数人の偉い人に登場してもらって、
「こうなってるのよー」と言ってもらった方が早そうです。

そう、このブログと一緒ですね。

・・ということで、
人を軸に時代を切ってみたいと思います。

そもそも、時代は人の系譜で動いていると
私は思っているところがあるので、
そんなことの表明にもなるセミナーかな?

こういうのがお好きな人はお楽しみに!
また、新しい補助線が手に入りますよ。

【無理に哲学】

2009/10/27(火) 04:55

アンヴィル

今から20年後、30年後、40年後には、

人生は終わるんだ。

やるしかない。

     映画『アンヴィル』のチラシより
****************

何だか、昨日のあがた森魚の言葉と
同類ですけど、

今の私の気分は、
こんなところにあるようです。

アンヴィルというバンドは、
こういうことを言って、
いつもサバイバルな人たちですが、
なかなか結果も出ない人たちのようです。

ヘヴィメタが生理的にダメな私にはわかりませんが、
凄い人たちらしいですね。

気分と結果は比例しないし、
成功なんて、それこそ約束されていない世の中ですけど、

この言葉を”裸”で見れば真実です。

くどいですが、
この言葉を実践しても良いことがあるとは限りません。
単なる負けの可能性もある。
イヤ、その可能性の方が高いかもしれません。

でも、そのままなら、すでに負け。

世の中というのは、
そんな構造の中にあるようです。

【無理に哲学】

2009/10/26(月) 05:37

邪魔すんなよ

邪魔すんなよ!

おれの旅だよ、これは

    (あがた森魚)
**********

この間、飯田橋から有楽町線に乗ろうと
早足で歩いていると、

「あがた森魚コンサート、無料です」
と呼ぶ込むおねーさん1名。

「本当かよ・・」
と思いつつ、練馬に落語を聞きに行かなくては
ならなかった私は、後ろ髪を引かれながら、
有楽町線の乗り場に向かったのでした。

今、映画もやっているようですし、
昨年の日本縦断コンサートには、旧はちみつぱいのメンバーも
揃ったという話。

このおじさんも、いくつになろうと元気です。

「邪魔すんなよ」の旅は、苦しいことが多いでしょうが、
おじさんもがんばっているのですから、
私たちもやらくちゃいけません。

でも、”しがらみ”という邪魔は多いよな〜。
いつから増えたんでしょうね?

【無理に哲学】

2009/10/23(金) 04:12

短いスピーチ

私のスピーチはとても短く、

もう終わってしまいました。

           (ダリ)

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サルバドール・ダリの有名な
スピーチです。

これが言えるには、
その人のブランド力と
冷徹な自己観察がないといけませんよね。

昔、お客様の結婚式で来賓だった
地元農協の組合長のスピーチは下品でした。

新郎新婦に関係ない、”我が農協”の話を
10分くらいぶってましたもの・・。

”俺は偉い”を1時間くらい聞かされた気分になりました。

12月には、
私も、スタッフの披露宴でスピーチをしないといけないのですが、
ダリみたいに言ってみたいですよね。
絶対にムリだけど・・。

【無理に哲学】

2009/10/22(木) 05:06

ひらめき

最高傑作に値する曲は

一瞬のひらめきでできあがってしまう。

完璧な形でね。

編集などは一切不要だ。

まるで何かをキャッチするような感覚だ。

(ニール・ヤング【ギターマガジン11月号】のインタビューより)

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まー、みんな言っていることではありますが、

やはり、おじさんの言葉は重いでしょう。

そういえば、最近、

ひらめいた後に、編集した仕事がありました。

そういうのって、後味が悪いんですよね。

当然、それほどうまくもいきません。

うまくいく時って、バタバタとドミノ倒しが起こるけど、
別に、じっくり考えた案ではないんですよね・・。

【無理に哲学】

2009/10/21(水) 05:02

大量のゴミ

最近は徒労に終わることがないんだ。

目に見えて”ゴミ”が減ったよ。

70年代〜80年代は、

大量の駄作を生み出したからね。

(ニール・ヤング【ギターマガジン11月号】のインタビューより)

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70年代と言ったら、おじさんの最盛期。

64歳になったおじさんの発言は凄いですね。

45歳くらいまではゴミを大量生産か・・。

カッコなんてつけるな!というカツをもらったような・・。

理屈なんて言っていられませんね。

【無理に哲学】

2009/10/20(火) 04:47

ニールおじさんのありがたいお言葉

まぁ、俺はいつの時代にも

忙しく働いてきたよ。

ここ10年くらいかな。

俺の行動パターンは、

ようやく落ち着きを見せてきたように感じる。

   (ニール・ヤング【ギターマガジン11月号】のインタビューより)

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1945年生まれのおっさんの10前は、54歳。
『シルヴァー・アンド・ゴールド』あたりから
落ち着いてきたということでしょうか?

ほとんど毎年アルバムを出していたおじさんが
3年アルバムを出さなかった時期ですね。

54歳までは突っ走れ!ということか・・。
54歳まではめちゃくちゃで良い・・ということですかね?

んー、ニールおじさんにこう言われると元気が出ますね。
守ってはいけません。

【無理に哲学】

2009/10/19(月) 04:25

市場

質を追求するということは、

ユーザーひとりひとりの顔が

見えるところまで近付いていくことであり、

それは結果的に市場を狭く限定することになる。

社会の大きな流れは、

そうした「質」を望む時代を要求している。

              (橘川幸夫)

********************

橘川さんとは、昨年お会いできました。

私がメディアを能動的な形で意識した最初は、
『ポンプ』でした。

あの早すぎた雑誌が、
みんな教えてくれたような気がします。

そして、
こうした市場の定義を教えてくれたとも
思います。

高校生のガキでも、
なんとなく理解して、
生き方を決めてしまっているんだなーと思ったりもします。

ウソをつかない大人の言葉は
わかるんでしょうね。

今は、大人になって、
ウソつきが多いことに驚きますが、
あれを愛嬌と理解できるようにもなりました。

            

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