【大衆食堂の人々】

2008/11/07(金) 05:56

もう、めんどくさいので、本日もキューバ話で・・

今週は、全部、キューバ話で通すことにしました。
時差ボケは直っていますが、キューバの強烈体験に太刀打ちできる日本体験がないので、ご容赦を・・・。

キューバは社会主義国なので、一応、みんな国営なんですけど。
行ってみると、これがよくわかりません。

ゲバラの写真は、日本ではファッションです。
今回のキューバ行きは、たまたまメシを食ってしたイタメシ屋にゲバラのポスターが貼ってあって、「きっと、この店の人は、こいつが何者かも知らないよな・・」という会話がきっかけになったところがあります。
私たちは、そういう日本人の軽さに「申し訳なさ」を感じていましたが、なんてことはない・・。キューバ人もゲバラをファッションにしてるんですもん。
こんなことロシアじゃあり得ません。トロッキーがファッションみたいなものでしょ・・。

そんな風なので、決して、カストロは社会主義者ではないな・・と改めて思いました。
彼は、ケネディーに無視されて社会主義者になるしかなかったんですね。

私ごときが、”歴史のもし”を言うのも何ですが、マシューズ記者が帰国したときに、ケネディー暗殺がなされていなかったら、キューバの運命はもっと変わった可能性があるし、カストロを中心とする民族主義のうねりにも変化があったように思えます。

そんな”なんちゃって”な社会主義国は、砂糖を高額で買ってくれるソビエトと仲良くなるわけですが、彼らの社会主義をマンマ導入しなかったことは絶賛ものです。

社会主義って何なんでしょう?
キューバでも医者は高給取りだそうです(過去には、党官僚もサトウキビ労働者も同賃金という時代もありましたが・・)。
この労働の価格をキューバはどうやって決めてるんでしょう?
どうも、市場価格はありそうな雰囲気です。

タクシーや食べ物にも価格があります。
それも、その相対的な価格は、資本主義のものに近いのです。
これってどういうことでしょう?

結局、そんな疑問を大きくしながら、帰って参りました。

どこでも、”不思議”は最も魅力的なものですね。

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