【大衆食堂の人々】
ベルリンの壁2008/11/11(火) 05:51
昨日に続き、歴史シリーズ。
きっと、ベルリンの壁は万里の長城みたいなものだと若者は思っているのではないかと考え質問してみました。
なお、先に、「ベルリンの壁」って知ってるか?と聞いておいたのは当然です。
でぇ、聞いてみると、やっぱりそうでした。
ずっと真っすぐに伸びていた、山か何かにぶつかって終わると思っていたらしい。
あのなー、輪っかなんだよ、輪っか!
と叫ぶと、そりゃそうだ!という顔。
たかが「ベルリンの壁」という言葉でも浮かぶ言葉は相当違うようです。
ちなみに、私は「ベルリンの壁」と聞くと、デビット・ボーイの『ロウ』が浮かんじゃいます。
「万里の長城」と聞くと、四人囃子の『包』が浮かびます。
ここら辺も人それぞれでしょうね。
これからの時代の流れを心得るために
過去に起こった事実(嘘もよくあるので注意しなければいけないが)を
知っていた方がいいはずなのに、
学校では大河的な「歴史の流れ」を教えてくれません。
司馬遼太郎に興味があれば明治維新?日露戦争?太平洋戦争まで
おおまかな流れが分かりますが、「司馬遼太郎って誰?」と聞いてくる人にとって
この時代の歴史は「単語」だけの歴史です。
(司馬史観がすべてじゃないですけど)
自分の興味のない情報はまったく入ってこないインターネット。
そんな中で育っている若い世代にとって今こそ
「興味なくても知らなきゃいけないことを教えてくれる学校のマス教育」
ってのが重要になってきていると痛感します。
インターネット全能主義に
陰りがはっきり見えて来ているこのタイミングで
中山前大臣の発言がマスコミに大きく取り上げられるというのは
とても興味深い出来事です。
私はベルリンの壁ときくと
板門店を思い浮かべます。
両方いったことがないのでいってみたいなあ。
はずかしながら、
ベルリンの壁を輪っかとは考えたことも
ありませんでした。
見た映像のことしか、それ以上のことを
考えなくて、
どこかで終わることも考えず、
ただ、あの映像の
数メートルのものという想像しかしなかった。
そりゃあ、東ベルリンの中、
ぽつんと囲んでいたんですもんね。