2011/04/27(水) 08:27
子供達と必見のマンガは何かで盛り上がる。
単純に面白いということではなく、
エポックメイキングという意味になると
案外、グロイものが中心になるかな?ということになった。
『カムイ伝』とか『AKIRA』とか、
『デビルマン』とか『妖怪ハンター』とか・・・・・・。
これって、映画や芝居でもそういう傾向があるよな・・。
グロイと言えば、
『アンチクライスト』を見た時に、
いたたまれない気分になる映画を挙げるなんてことをしてみた。
『ソフィーの選択』とか『西部戦線異状なし』とか
『伝説巨神イデオン』とか『フルメタルジャケット』とか『第七の封印』とか・・・・・。
『ソフィーの選択』なんて、
独身の時でも、後遺症が酷かったけれど、
子供がいる今見たら、どうなるんだろ?
全然、話は違うけれど、
息子が『レッツラゴン』を絶賛しているのはうれしかった。
おそらく、赤塚不二夫の最高傑作。
しかし、世間は、このマンガを評価しないようで、今はすべてを読むことができない。
『アゲイン』と『レッツラゴン』が連載だった当時の『少年サンデー』は
光っていたな〜(私は小学校3年だったと思う)。
そして、その後、『レッツラゴン』のナンセンスさは、
『少年マガジン』連載中の『天才バカボン』に伝染。怒濤のピークを迎えるのだった。
右手を骨折したと言って左手で書き、翌週、左手も骨折したと言って、足で書いたマンガなんて、あり得ないよな・・。
ところで・・・・・。
これらは、私の頭に保存されている「意味」の一部だと思った。
誰だったか、その「意味」が未来を作ると言った(カスタネダか?)。
小学校3年生の私が『レッツラゴン』で知った「意味」は、”おきてやぶり”。
後期『天才バカボン』は、その応用。
『アゲイン』で、躁的気分とその後の反動を知り、
『ソフィーの選択』で、選択を迫られるのは人生の負けと知り、
『西部戦線異常なし』や『デビルマン』で、なぜか実存的な気分になり、
『気狂いピエロ』で、夕方の海が好きになった。
そんな私の「未来」は、今・・・・・。
ちょっとわかるような気がする。
そして、今の私は『サムフエア』にドキッとし、
『ポンヌフの恋人』を20年ぶりに見て、居ても立ってもいられなくなり、
『アンチクライスト』の後遺症の中で、なぜかニーチェを意識する。
んー、それが私の「未来」を作るのか?
けっこう冒険的じゃないかよ!
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