2011/04/25(月) 08:29
地獄の出張だった。
風邪をひきながら出かけていって、悪化。
昨日は、久しぶりに山に行く予定だったけど、それも中止。
そんな内向的な気分になりやすい状態にあるからなのか、
身体的な気分が、より狭いものを求めている。
もともと広がることが嫌いな性格なので、
突然気分が逆転したわけでもない。
しかし、さらに狭いところを求めている。
住友総理事だった伊庭貞剛の
「わからぬ者には、いくらいってもわからない」
という言葉を大学時代にメモして、今も眺めている私である。
伊庭の言葉は好きなものがたくさんあるけれど、
好きな傾向は、この手の言葉にある。
そういえば、釈迦にも同様の言葉があった・・。
この言葉は悪く解釈すれば傲慢だ。
でも、そうではない。
だって、「わかる者には、いわずともわかる」という言葉とセットだから・・。
今の時代(昔もか?)、ムダが多い。
マスコミの言葉がキャンキャン声に聞こえるのは当然としても、
そこらじゅうに、ムダな言葉が溢れる。
それがだんだん嫌になってきていて、
人の前で話している自分にも嫌気がさしてくるんだな・・。
でぇ、それが嫌ならひきこもるしかない。
時代的には、ひきこもりに適した時代でもあったりする。
くだらないものは避けようがない。
自分がくだらないものになることを避けることもできない。
でも、それを減らすことはできる。
だから、時代のキャンキャン反応やら偉そうな言説から
身を遠ざけることは悪くはない。
「わかる者には、いわずともわかる」なのだから言う必要もない。
全ては、確認作業でしかないのだよ。
・・という気分になったので、
「適度なところ」の水準を下げたいな・・と思う。
おそらく、今は、まだ上がりすぎているんだよ!!
どうせ、来年は嵐。
嵐に備えるという意味もあるな・・。
昭和に入って10年たって、ようやく大正時代が終わったことを実感した、ような気分です。
20世紀が視界の外に外れていったような。