【ビジネス万有引力の法則】

2004/05/20(木) 02:37

「フラフラと思うこと・・」

この間まで、「お金」とか「儲け」という言葉に辟易していた。
しかし、最近は「“お金”とか“儲け”という言葉に辟易している」という言葉に辟易としている。

そろそろ、流れ的には次の動きに入ったのだろう。そう思う。
それが大きな動きになるかどうかは分からないけれど、そんな感じだ。

ホームページの「TAROの部屋」に書いた、「きっと、今は“リメイン・イン・ライト”前夜」というのもそういう意味である。

音楽好きのHさんから「あの意味は何ですか?」と聞かれた。
トーキング・ヘッズのあの革命的なレコードを発売時に体感していない人には、説明が難しいが、まぁ、そろそろ「断層」が来るということなのだ。

でも、「断層」はおいしい。
予測よりも遅くやってくるので網を張って待っているのが辛いが、そうしてると間違いなくやってくるのだ。

しかし、個人的には早過ぎて失敗したり立ち上げに苦労するケースがよくある。
どうも早過ぎるのはクセである。

今回も、まだ兆候だから実際に大衆の価値観になるには2?3周くらいは早い気はする。
まぁ、いつものことだから良いのだが、「間に合う」ことよりも「変わる瞬間」の捉え方が難しい・・。

遅過ぎるのがクセという逆の人も一般的には多い。
もう終わっている商品に手を出してしまう経営者。
本人に「この商品は、もう終わっていますよ」というと、信じられない顔をする。
「センス悪いなー」と思うけど、それはセンスとかではなくて、その人が生まれ持った特性なのだから仕方がない。
でも、そういう人は毎回そういう感じだから、いつになっても成功できない。

自分が早過ぎることに気づかない悲惨な人もいる。
センスは良いのかもしれない。でも、自分を客観視できずにいるから、いつも早過ぎて失敗する。市場の開拓もできずに沈んでいくのだから、かわいそうだ。

「タイミング」と一言で言うのはカンタンだ。
でも、これって何なのだろう?

「時」という私達の最大の資産。
これは色々なイタズラをする。

「時」が合ってしまうと、実力以上の収益をもたらすことがある。
逆に、「時」が合わないために、せっかくの良い品がまったく支持されない場合もある。
市場は、決して合理的ではない。
「時」が合わなければ、どんな良いものも認められないのだから・・。

実はすべての流れは分かっている。
なぜなら、過去の歴史があるから。
人は見事なほど同じ道を歩む。
だから、この次何が来るかは分かっている。
分かっていないのは、それが「いつ」ということだ。

「天災は忘れた頃にやってくる」
寺田寅彦の名言はビジネスにもそのまま当てはまる。

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