日: 2004年5月24日
【おすすめの本】

2004/05/24(月) 10:40

「三原脩の昭和35年」

「三原脩の昭和35年」
富永 俊治 (著) 洋泉社 ¥1785円 (税込)

弱小球団の大洋を名監督三原脩が采配し、勝利を勝ち取った昭和35年。
昭和35年生まれは人口の谷だ。
しかし、この谷が消費活動のペースメーカーであることは有名である。
その35年。池田勇人が首相になり、山口二矢が浅沼稲次郎を刺し、そして大洋は優勝した。

この本は、三原采配と大洋のメンバーたちの勝利の物語である。
しかし、これを世相を考えながら読むのは面白い。
更に、その三原大洋がその後勝利を手にできなかった理由も面白い。

歯車は、結果に向かってひとつのムダもなく動く。しかし、一度でもズレがでたら元には戻らない。生きることとは難しいことである。
そんな読後感が残った。

【ビジネス万有引力の法則】

2004/05/24(月) 10:37

「存続理由」

「商工会議所」の会員数が激減しているらしい。
そりゃそうだ。
あんなもの、今でもある方がおかしい。

昨年の秋、各地の「商工会議所」が「消費税の税込み表示」の改正の撤回を求め国に要求書を出した。
アホである。
私のような田舎の一税理士が3?4年前から知っていたことを、「商工会議所」という所は法律改正まで知らなかったらしい・・。
それも動いたのが昨年の秋。
言っときますけど、3年前の「税制改正大綱」にだって出てたんだぞ!

世の中には、歴史的役目が終わりながら組織維持が目的となって残っているものは多い。「商工会議所」「商工会」はその代表例だ。
でも、国の機関でなくても、そういったものはたくさんある。
農協なんかはその代表例だろう。
青年会議所という商売おっちのけで変なことをしている集団もある。(抗議のメールが来そうだな・・)

みんな、発足当時は必要だった。
必要なものでなければ、今あるわけはないから当然だ。
でも、今は必要なくなった。

それなのに組織が存続する。これは悲劇だ。
やること自体がおかしなことになる。
一つ一つ上げるだけでも笑い話だ。でも、それをやるとただの悪口になってしまう。
だから、それはよしておこう。

さて、自分の組織はどうだろうか?
必要だから存在しているのだろうか?
確かに、構成員の全員が生きるために私の会社はある。
でも、それだけが存在理由ならいらない。
みんなで、別のどこかに勤めればいいだけだ。

もし、組織存続そのものが理由で存在を続けるならば、「商工会議所」などと一緒だ。
会社の「内部留保」は、自社のポジショニングとリスクから組織を守るためにある。
決して「存続だけ」のためにあるのではない。ここは「会社にお金が残らない本当の理由」で言い足りなくて勘違いをされているところだ。

もう一度、自己問答。
自社に存続理由はあるだろうか?
この問いの答えが出なくなったとき、組織は終わる。
カンタンなことだ。
でも、終わらせたくないから変化を続ける。それが正常な組織だ。

「商工会議所」の話は他人事ではない。
「それでも生き残っている」というのだけはやめなくてはならない。
バカにするだけはカンタンだ。
でも、いつ同じようになるかはわからない・・。

【毎日が哲学(土・日・祝祭日 休業)】

2004/05/24(月) 09:49

「毎日が哲学」22日目

小さな駅を降りる。
何もない。
フラフラする。
本屋を見つける。

小さい。本の量も少ない。
こういう本屋は意外にワクワクする。
こういう本屋では、普段読まない本をフラっと探すのに向いているのだ。

そして、それが次の宇宙を作るときもある・・

そこで、哲学

「情報量が少ない方が、実は有効という場合は多い」

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