【最近賞味したもの】
『日本以外全部沈没』2006/09/12(火) 07:24
B級どころか、C級映画。
B級映画好きにも、ちょっと辛い・・。
元々原作が映画向きではないんでしょうな。
それを『日本沈没』に合わせて映画化した?
その行動自体は、楽しい。
そういう仕事は好きだけど、どこか無理ないか?
でもって、どうせやるなら、もっとハチャメチャにして欲しかった。
ってことで、不満残ったな~。
お客さんの意識の中には、時に、
「私のことを置いていって!」
って感情が出るときがあるのよ。
それなのに、この映画は逆に失速。最初は少し置いていってくれそうな雰囲気あったのに・・。
こういう映画は、お客さんなんて置いて、ガーンと突っ走るべき。
そして、その後ろ姿が面白いのだよ。
テーマも、ネタも面白いのに、こっちに寄り添ってくるから中途半端を感じるんだよな。
なお、一応、この文句は愛情です。
お客さんとの距離。距離感。
これは難しい問題で、解決の妙策はない。
結局、商売は、ある程度になると、この距離感の研磨と距離の調整が大きな仕事になる。
特に、相手はお客様の感性というボディーで、エンジンはとんでもなく高性能&アメーバリー。
アクセルとブレーキとハンドルを絶妙に調整・・・なんて言うのはカンタンだけど、資本主義の中心課題は現在ここにあるもんね。
この映画は、岡本喜八監督で見たかったな・・・。合掌。
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