日: 2008年1月9日
【TAROの日記】

2008/01/09(水) 05:27

時間という観念3

とりあえず、時間をあると考えて・・・。←別にフツーか?

その時間のことを考えていたら形而上学に至り。
「つまり、時間こそがあなた!」なんて言い放っておく手を思いついていたけれど、これはそれほどカンタンではない・・・・ということで、違う話にはぐらかしたのが前回。
でぇ、そのままはぐらかし続けます。

『仮面ライダー電王』は、興味深いお話。
テーマは、「時間」。
実は、今回の仮面ライダーは3クール目に入った頃からとても興味深い要素をちりばめ始めた(一つ一つはあんまり記憶にないけど・・)。

問題は、これを最終回までに整理しきれるかだけど、基本的にお子様番組だから無理でしょうね(でも、面白いですよ!)
新年に入っての一回目は「時間=記憶」と収斂させようとしているようなので、ここら辺で納めちゃうんだと思われる。

でも、「時間は記憶なんだよ」と言い放たれるのは入り口としては悪くない。
仮面ライダーに出てくるイマジンという怪物たちには、記憶はなかった。
それが主人公と出会うことで記憶に出会い、時間を得る。

彼らは、元々、人間のトラウマを道具に時間を自由に移動する生き物。
移動の道具は、トラウマという記憶なのだ(ここら辺、話の軸が破綻せずに番組が進んでいて感心感心)。

出来事というものはバラバラにしか存在していないのだけど、記憶によって出来事が整列させられていて、記憶によってラベリングされている。
イマジンは、そのバラバラの出来事(それはすべて並列のもの)を記憶をたどって移動する。
その移動生物には、当然、時間は相対的なものでしかなく、その相対性をもて遊ぶ。

ところが、主人公と出会ったイマジン4匹は、非常に微妙な存在となる。自分自身が記憶を持ってしまうのだ。現在、放映分では1匹が消えてしまい(つまり時間を失い)、3匹は消えそうな状況である。そして、お別れは近い。この後、放映中の出来事は主人公の記憶からなくなるのかな?

もし、自分の記憶がなくなったら、確かに時間はなくなる。
しかし、それで時間が相対的なものだ・・とも言えない。
絶対的な流れから自分だけが脱落した・・と考える方が普通でしょう。

だから、時間=記憶というのはどうもねー。

ところが仮面ライダーにはもう一つの布石がある・・。

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