日: 2008年1月25日
【苦しめTAROお仕事LIVE】

2008/01/25(金) 05:03

クレーマーの心理5

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今週は当社のスタッフの方々にお送りしています。
こんな場所で訓示みたいなことをたれてすいません。
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さて、最後になりました。
まとめます。

「お金を頂戴して怒られるというのは人間として最低である」
というのは、当社の行動基準の一つですが、怒っている人が直接怒ってくれないという風になると、この基準はまったく意味がなくなってしまいます。

心理学で言う「マイナスのストローク」という奴ですね。
カンタンな言葉で言えば、「無視される」ということです。

私たちが一人では成り立たないというのは自明です。
ですから、誰からも無視されたら生きられません。

『仮面ライダー電王』のもう一人のライダーである侑斗は、カードを一枚使うごとに人々からの記憶がなくなっていくという設定でした。

存在していても、他者から存在が認められなければ、存在しないのと一緒です。

人という存在の面白いところがここにあります。
そして、このテーマは多くの哲学者が考え続けたことでもありました。

当たり前のことですが、会社はお客様がいなくては存在できません。
そして、お客様の記憶に残ることを続けなければ、忘れられていきます。

さらに、約束を破ればお客様の記憶から即座に抹殺されます。

会社の倒産とは、お客様による抹殺なのです。
確かに、社長の放漫経営などによる倒産もありますが、怖いのは抹殺による倒産です。
この倒産だけは復活がありませんから・・。

そして、こうした周辺に、どうして存在するのか?の問いが隠れているというわけです。

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