【最近賞味したもの】
『緑茶』2006/05/06(土) 06:51
「とんでもない映画をまた作りやがった・・」
というのが感想。
『芙蓉鎮』や『赤いコーリャン』でも受けた衝撃。
何で、中国映画にはこんなにパワーと斬新さがあるんだろう?
中国映画を意識して見ていたのは、もう15年以上前。当時は第三世代と第四世代の監督の入れ替えの頃だったけれど、今は第六世代らしい。
この映画は、レオン・カラックスの『汚れた血』に匹敵する恋愛映画だと思う。
見た後の感覚は、正に『汚れた血』。
あの映画のようなスピード感ではないけれど、独特の映像と効果音が同様の効果をもたらす。
『去年マリエンバードで』が提示した方法論が、この映画で完成した(?)とも言えるかも・・。
中国映画を見ると、いつも思うのは、日本は中国よりもこういった方面でも遅れるのではないか?という感触。
それは、この映画で確信に変わりつつある。
いやー、恐ろしい映画である。
まいった。まいった。
追記
途中寝てしまったのも、ひさしぶりだった・・。
あのリズムにやられてしまったんだよな・・。くやしいな。