【TAROの日記】
昔のドイツと今の日本2011/10/12(水) 08:54
1923年を迎えるドイツでは、マルク安が慢性していた。
でも、ドイツ国民は、マルク安を理解してはいなかった。
国民は、「何だか、物価が上がってるわね~」と思っていた。
貨幣価値が落ちているという理解はなかったのだ。
2012年を迎える日本では、円高が慢性していた。
でも、日本国民は、それを要因の一つとする物価安にはあまり理解していなかった。
国民は、「円高で、大変ね~」とだけ思っていた。
一部の値上がり商品にばかり目がいき、円高の恩恵には、なかなか気づかなかったのだ。
1923年。ドイツ国民は、事の重大性に気づかされた。
最後の砂粒が落ち、崩壊が起きた。
2012年。日本国民が何を経験するかはわからない。
ただ、どこかで砂粒が落ちる。
時期は、物理学者の研究でもわからないから、誰もわからない。